全米女子オープンが終了しました。色々ありましたね。

BラングさんがAノードクイストさんが6アンダーで並び、プレーオフの末、ラングさんが優勝しました。

ただ、少し後味が悪い結末となりました。プレーオフ2ホール目の17番、セカンドショット、バンカー内でソールしたことでノードクイストさんに2打罰が付いたのですが、それを選手に告げるタイミングが最悪だったということです。

確かにビデオではソールしたことは事実のようで、2打罰は仕方がないことです。

問題は、池の絡む18番でノードクイストさんが3打目を打った後、ラングさんが3打目を打つ前に両者に告げたというタイミングです。ティーショットを打つ前、あるいは2打目を打つ前には裁定結果が出ていなかったことを前提とすれば、両者共に3打目を打った後で良かったのではないでしょうか?

ラングさんは明らかに安全な攻め方に切り替えましたからね。JLPGAだけでなく、USGAも色々とやってくれます(笑)。


3日目を終えた時点で、マスコミはリディアコーさんの優勝を確信していたようでしたが、ゴルフは過去の実績だけで決まるほど単純なスポーツではありません。世界のリディアコーさんに野村さんが勝つこともあったのですから・・・。


日本人選手と国内ツアー外国人選手の成績です。

11位 -1  野村さん  5バーディ、6ボギー

38位 +4  さくらさん  3バーディ、4ボギー

38位 +4  渡邉さん  3バーディ、3ボギー、2ダボ

46位 +5  アンさん  4バーディ、3ボギー

59位 +10 テレサさん 1バーディ、4ボギー

69位 +17 原ちゃん  2バーディ、5ボギー、1ダボ、1(+4)


スタッツ比較です。

      フェアウェー  パーオン  パット数

ラングさん 9(38)   13(46)  29(111)

コーさん  8(39)   10(44)  28(108)

野村さん  8(39)    9(48)  28(120)

さくらさん  9(38)   12(46)  30(117)

渡邉さん  5(33)   10(42)  27(111)

アンさん  8(37)   14(45)  31(122)

テレサさん 7(36)   11(41)  30(117)

原ちゃん  8(32)    8(36)  31(121)


野村さんは今年の好調ぶりがそのままスコアに出ました。このコースで通算アンダーパーというのは上出来だと思います。2日目の強風の中での69は素晴らしいスコアでしたが、決勝ラウンドではスコアを伸ばすことができませんでした。4日間続けることの難しさです。ただ、こういう試合を続けていると、いずれチャンスは来ます。ただ、成績の割にはゴルフの内容が粗いところが気になります。今年は初優勝をして勢いを感じますし、本人には自信になっているのでしょうが、シーズンをまたいだ来年以降はどうかわかりません。


渡邉さんは五輪狂想曲に翻弄されましたね。素直に全米女子オープンに向き合い、試合を楽しんで欲しかったですが、マスコミがそれを許さず、本人も五輪を意識しすぎてしまいました。問題となった18番ホールの時点でバーディを獲らないと五輪は難しいという情報を持っていたそうです。ネギックはパーでも行けると思っていましたが、渡邉さんの周辺では違っていたのですね。これで五輪出場は大山さんになったようです。


原ちゃんは予選を通過することで精一杯でした。国内ツアーから日本人選手が参戦して、殆どがこういうパターンになります。パーオン数を見れば歴然です。国内ツアーでもパーオン率があまり高くない原ちゃんですから、この難しい設定では厳しいゴルフになるのは仕方がないでしょう。


アンさんとテレサさんについて簡単に・・・。

アンさんは万全でない状態だと思いますが、このパット数でよくスコアを纏めたと思います。やはり上手い選手です。国内ツアーでは燃え尽きたのでしょうか?

テレサさんは調子が良くない状態が続いています。今回もパーオン数が少ないですね。パットが課題と言われる彼女の生命線はショットですから、これではゴルフになりませんでした。


さくらさんは、データだけ見ると、何故、野村さんと5打差あるのかわかりません。パーオン数は2回下回っていますが、パット数は3打少ないですからね。誰か教えてください・・・(笑)。

リディアコーさんとの違いは今大会に限ればパット数だけでした。彼女は微妙な距離を全て沈めてくる印象がありますが、パットはそれだけ成績に直結するということでしょう。さくらさんもパットが下手なわけではないのですが、この辺が芝生への慣れと自信なのでしょうか?

数字に出ない部分、つまり、肝心なところでのパット、運不運、勢い、そしてダボ2つ・・・・ですかね。

さくらさん自身、最終日だけを見ればまずまずのゴルフをしています。2日目の4連続ボギーと3日目のダボ2個が致命傷になりました。2日目の4連続ボギーは18番でボギーを叩いたところから始まったのですが、1番から3番まで強烈な向かい風のホールが続いたこともアンラッキーでした。

2日目午後のインスタート組は、ほぼ全員、そこでスコアを崩しています。野村さんは午後組でしたがスタートしてすぐに通過したのがラッキーでした。

今大会、アンダーパーフィニッシュすればトップテンを狙えると書き続けてきましたが、あの2日目後半がそれを許さないターニングポイントとなったような気がします。


今大会の総括、そして、五輪チャレンジについて書ききれないので、次の記事にしたいと思います。

国内ツアーは葭葉さんの初優勝でした。別に無視しているわけではないので、これも次の記事に少しだけ書きたいと思います。