国内ツアーには無くてアメリカツアー独自のデータと言えば、ショート、ミドル、ロングのホール別平均スコアです。国内ツアーでもこれくらいのデータを出して欲しいのですが、スポンサー企業に対する商売が大事なようで、ファンが楽しめるデータを提供してくれません(笑)。
平均ストローク順位と、ロング・ミドル・ショートホール別平均スコア順位の比較です。
ショート ミドル ロング
1 朴インビさん 6 1 4
2 リディアコーさん 1 3 1
3 Sルイスさん 9 2 14
4 Lトンプソンさん 1 6 8
5 キムヒョージュさん 9 4 14
6 Aノードクイストさん 6 5 27
7 ユソヨンさん 1 13 6
8 キムセイヨンさん 17 9 2
9 フォンさん 12 9 4
10 エイミーヤンさん 25 11 2
12 Sベターセンさん 25 11 8
13 Cカーさん 4 18 8
15 ミンジーリーさん 33 15 6
19 美香さん 9 15 47
29 Bリンシコムさん 56 39 8
31 さくらさん 17 39 33
35 ジェシカコルダさん 33 39 21
37 野村さん 47 28 52
48 チェナヨンさん 33 46 40
50 チェラチョイさん 41 46 40
59 藍ちゃん 56 67 40
87 彩子さん 94 82 101
ショートホール1位の3人は2.94、さくらさんは3.0です。その差0.06です。
ミドルホール1位の朴インビさんは3.93、さくらさんは4.07です。その差0.14です。
ロングホール1位のリディアコーさんは4.55、さくらさんは4.73です。その差0.18です。
各部門の1位と比較するのもつらいですが、トップを狙うためには何が足りないか・・・がわかりますので、1位のデータと比較しました。
通常、18ホールのうち、ショートとミドルが4ホールずつ、ミドルが10ホールとなっています。
1ラウンドに換算すると、さくらさんはショートで0.24、ミドルで1.4、ロングで0.72の差をつけられていることになります。1位の選手がそれぞれ違うのですがリディアコーさんとの差はほぼこの数字です。
4日間大会だとすれば、ショートで1打、ミドルで5~6打、ロングで3打の差です。優勝スコアから10打以上の差をつけられることが多いことを裏付ける数字です。
グリーンの難易度が同じという前提で書いていくます。
ショートホールはミドルアイアンからフェアウェーウッドの精度です。もちろん飛距離のある選手は小さいクラブを持てるので有利ですが、さくらさんはその中でも通用していると思います。欲を言えば3を切ってほしいですが・・・。
ミドルホールはティーショットの飛距離と、残りを打つセカンドショットの精度です。さくらさんはここで一番大きくストローク差を付けられたわけです。飛距離で劣るので、ある程度仕方がありませんが、セカンドショットの精度がもう少し上がればホール数が多いだけにスコアを縮めるポイントとなります。10ホールもあるミドルはイージーなホールと難易度の高いホールの差が大きいです。
まず、370ヤードまでのミドルはセカンドショットをショートアイアンで打てるのですから、バーディチャンスにつけて欲しいですね。ショートアイアンの精度がどうだったのでしょうか?
逆に、400ヤードを超えるミドルではセカンドショットで長いクラブを使用するのでグリーンに乗せることができればOK、できればバーディを狙える位置に付けたいというところでしょう。グリーンを外した時のリカバリーがポイントですね。
ロングホールは大雑把に言えば、490ヤード以下のホール、500~530ヤード程度のホール、550ヤード以上のホールに分けて考えます。
490ヤード以下のホールは、ツーオンを狙いたいホールです。ティーショットの飛距離とフェアウェーウッドの飛距離と精度の問題ですね。グリーンに乗ればイーグルチャンスですが、グリーンに乗せることができればOKでしょう。
550ヤードを超えるようなホールは3打目を打つショートアイアンの精度です。これは3mいないのバーディチャンスに付けなければならないホールです。
問題は500~530ヤードのホールです。さくらさんの場合はほぼ3打目勝負です。しかし、アメリカツアーの飛距離自慢はツーオン狙いをしてきます。さくらさんはイーグルを狙う機会が少ないものの、サードショットを打つショートアイアンでべたピンにつけることができれば、飛距離自慢の選手との差を最小限にとどめることができます。
結論です。
ロングホールと距離の短いミドルホールでのショートアイアンの精度です。100ヤード以下を磨かないと勝てないと言われるのがゴルフですし、パットだけの勝負にならないアメリカツアーでは100ヤード以内のショットが勝負を決めると言ってもよいでしょう。
次に、難易度の高いミドルでボギーを叩かないことです。全てパーオンすることはできないでしょうが、グリーンを外した時にパーセーブしやすいところにミスをすることです。2年目ですから、コースマネジメントをしっかりお願いしたいものです。