本女子プロゴルフ選手権は1968年から開催されています。樋口さんの7連覇から始まりました。樋口さんは9勝、岡本さんは3勝、不動さんは2勝しています。


日本女子オープンも1968年から開催されています。こちらは樋口さんの4連覇から始まっています。樋口さんは8勝、岡本さんは2勝、不動さんは1勝しています。


2つの試合でともに優勝経験があるのは2000年までは結構居ましたが不動さん以降では藍ちゃん、諸見里さん、そしてテレサさんが今年加わりました。


メジャーは誰もが優勝したい試合、特に「日本」タイトルの試合は特別な存在だと思います。それゆえに難しいコース設定で総合力を試すようになっています。それが一般の試合との差別化ということです。単にネーミングに「日本」が入っているというだけでは差別化にはなりません。

 

2つの試合の優勝スコアとアンダーパーフィニッシュの人数です。

       選手権             女子OP

2003 -11 不動さん  20人   -1 服部道子さん 2人

2004  -7 肥後さん   3人   -8 不動さん    1人

2005 -10 不動さん   7人   -5 藍ちゃん    1人

2006  -6 藍ちゃん   2人   -9 ジャンジョンさん  3人

2007 -14 茜さん    17人   -6 諸見里さん   5人

2008  -5 辛さん     3人   -4 イチヒさん   6人

2009  -6 諸見里さん  1人  -11 宋ボベさん  21人

2010 -13 藤田さん  15人  -12 美香さん    8人

2011  -6 三塚さん   4人  +12 馬場さん    0人

2012 -13 智恵ちゃん 22人     E フォンさん 0人

2013 -11 イボミさん  13人    E 美香さん    0人

2014  -5 鈴木愛さん  9人   -8 テレサさん  15人

2015  -7 テレサさん  9人  


選手権の優勝スコアは結構波がありますね。13回中約半分の6回が2桁アンダー決着です。アンダーパーフィニッシュも10人以上という試合が5回あります。

女子オープンは12回中2桁アンダー決着は2回だけでした。馬場さんが優勝した2011年は特別だとしてもロースコアでの決着が目立ちます。

アンダーパーで回ればトップテンという試合が12回中10回です。よく見るとアンダーパーで回れば優勝という試合も3回ありますね。


いずれの試合も優勝スコアを設定して試合を作っていると思いますが、天候によってスコアは大きく左右されますので、ここに挙げたスコアだけで試合の難易度を決めつけることはできません。

ただ、ロースコアの試合というのは、簡単にグリーンに乗せてバーディパットが入るかどうか・・・という試合ではなく、パーオンさせるのがやっと、パーオンしても簡単にバーディを獲れない、そしてパーオンできなければパーを拾えばOKというコースです。

つまり、総合力を試される試合ということになりますね。


ところで、赤字ピンク字は何だと思われますか?

赤字は、さくらさんがトップ5入りした試合で、ピンク字は、さくらさんがトップテン入りした試合です。2003年の女子OPは茜さんとプレーオフの末にローアマになった時です。15回もトップテン入りし、そのうち6回はトップ5入りしています。この期間中だとトップテン入りは不動さんが11回、上田さんが8回、大山さんと諸見里さんが7回ですから、大きく引き離しています。

「さくらさんはフェードなのでメジャーの難しいコースに弱い」という根拠の無いことを言っている人が居ましたが、データを見れば一目瞭然です。さくらさんはメジャー設定に強いのです。ただ、日本タイトルについては今まで縁が無かったということですね。データに基づいて〇〇が良くないというのは結構ですが・・・嘘っぱちは駄目です(笑)。

藍ちゃんとさくらさんが登場し、マスコミも女子ゴルフを積極的に取り上げるようになりました。テレビ中継も充実し、場合によっては1番ホールから最終ホールまで生中継ということもあります。

テレビは視聴者を釘付けにするため、どのような試合がファンに受けるのか調査しているのでしょうか?

バーディ合戦で盛り上がる試合と、ボギーが多くて空気の重たい試合。

試合を伝える側は前者が受け入れられると考えるでしょうね。でも、それはバラエティ番組に毒されているのではないでしょうか?

野球も0対0でヒットノーランが懸かったような緊迫した試合と、ホームランがポンポンと飛び出して8対7の試合と、どちらがファン受けするのでしょうか?


この答えには正解はありませんね。ファン1人1人の好みの問題です。


ただ、ネギックはこれだけは言いたいです。

年間4試合しかないメジャーは特別な試合です。少なくとも公式戦を名乗るのであれば一般の試合とは違うゴルフの面白さや深みを見せる試合であってほしいです。

そして、世界トップクラスと互角に戦うためには、難しいコースで我慢強くスコアを作っていく力が必要であり、その力を養うためにメジャーが存在しているのだと思います。