まず、さくらちゃんのスタッツ変化を見てみましょう。

           ミズノ終了後  マスターズGC終了後

平均ストローク  71.1176(7) ← 71.2308(7)

パーオン率    70.3431(9) ← 70.0(11)

平均パット数   1.7937(17) ← 1.7953(18)

パーセーブ率  87.3366(5) ← 87.1795(5)

平均バーディ数 3.1765(15) ← 3.0923(18)

リカバリー率   65.5647(14) ← 65.2422(17)


ミズノクラシックでのパーオン率は77.78%、54ホール中42ホールでパーオンしています。

さくらちゃんはミズノクラシックで15バーディ、5ボギーという内容でした。42ホールでパーオンし、15バーディというのは35.7%となります。これは、ほぼ優勝する選手の数字です。一方、パーオンを逃したホール数が12に対してボギーが5個というのはリカバリー率に直すと58%にとどまります。しかし、上のデータを見るとリカバリー率は0.3ポイント上昇しています。つまり、リカバリーでミスをしたのではなかつたわけです。ずばり、パーオンしながら3パットのボギーとしたホールが多かったわけです。

スタッツを見れば一目瞭然ですが、パーオン率、パーセーブ率は彼女にとってはほぼ水準の数字です。

やはり平均パット数、平均バーディ数が物足りませんし、リカバリー率も低迷したままです。アプローチが寄り切らないということもありますが、大きいのはパットが入らなかったということですね。


パットは日替わり、週替わりと言われますが、シーズン通して上手く行かない年というのが誰にもあるようです。藍ちゃんもそうですね。

さくらちゃんはショットが悪いと言われながらも、数字上はそれなりのものを残していますが、パットに関しては数字を残せませんでした。


岡本綾子さんが解説の中で、さくらちゃんのパッティングスタイルは速いグリーンに合っていると言っていました。実際、遅いグリーンではショートする場面が多いのですが、下りのパット(特にスライスライン)に関しては日本ツアーナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。

来シーズン、アメリカツアーに参戦するとのことですが、速いグリーンが上手なさくらちゃんがどれだけ通用するのか見てみたいものです。


さて、世界ランクが発表され、さくらちゃんが49位、琴乃ちゃんが84位に上昇したとのことです。

さくらちゃんは思ったほど上がりませんでしたが、琴乃ちゃんのランクアップは素晴らしいですね。藍ちゃんよりも上位に来ており驚きました。

日本人選手11位ですが、日本ツアーでは9位です。さくらちゃんがアメリカに行けば8位となります。


琴乃ちゃんは平均パット数がランク4位、平均バーディ数がランク5位というのがクローズアップされています。確かに、ミズノでもさくらちゃんなら外しそうなパットを沈めて凌いでいました。

それも大事ですが、実力を表す平均ストロークがランク14位というのが素晴らしいです。

14位なんて大したことないと言われるかも知れませんが、日本人では8位、吉田さんや森田さんよりも上位ですから立派なものです。これがノーシードでQT60位からスタートしたのですから・・・。

まだまだこれからの選手ですが、決してラッキーでここまで上がってきた選手ではありません。来年どうなるかわからないよ・・・・という意見もあるようですが、平均ストロークが賞金ランクよりも上回っている選手は大きな落ち込みをしないものですから、故障さえしなければ今年以上の成績を残す可能性は高いと思います。