ミズノクラシック3日間のスコア分布を見てみましょう。

初日  60台7人、アンダーパー26人、ベストスコア67×1人

2日目 60台35人、アンダーパー64人、ベストスコア64×1人

最終日 60台38人、アンダーパー66人、ベストスコア66×2人


テレビで放映していた優勝争いを見ていると、最終日は難しかったのかと思いましたが、スコア分布を見ると2日目とほぼ同じでした。雨が降ったことにより飛距離は出なくなりましたが、グリーン上が少し易しかったのでしょう。


プレーオフに進んだ3人のスコアは李美香さんと琴乃ちゃんが69、イルヒーリーさんが70でした。良くもなく悪くもないゴルフだったことがわかります。

ただ、バックナインのスコアは、イルヒーリーさん35、李美香さん36、琴乃ちゃん37という結果でした。


琴乃ちゃんが優勝できなかったのはサンデーバックナインで伸ばせなかったという評価をする人もいますが、それは一面しか見ていません。優勝した李美香さんも伸ばしていないからです。


よく調べると、最終日のアウトコースとインコースではかなりスコアに開きがあります。

インコースのほうがスコアの良かった選手は78人中わずか17人しかいませんでした。インスタートの選手も同じ傾向なので、天候によるのではなく、コース設定、つまりピン位置によるものでしょう。

これだけ極端なコース設定なので、優勝争いをした選手が後半にスコアを伸ばせなかったのは、経験不足や実力に疑問符が付くものではなかったわけです。


今回のプレーオフはかなりレベルの高いものでした。特にプレーオフが行われる18番ホールがミドルホールの場合、ボギーを叩いて脱落するパターンが多いものです。

今回は、5ホールを3人が回って1度もボギーがありませんでした。

昨日も書いたように、最終日の18番はバーディ4個、ボギー11個、ダボ1個ですからホールアベレージは4.115でした。決して簡単なホールではなかったわけですから、ハイレベルのプレーオフでしたし、それに食らいついていた琴乃ちゃんを責めることはできないでしょう。

ショットが云々とか言う人がいますが、解説者が言うのはよりハイレベルの選手になるための課題であって、ショットが悪いから優勝できないというのは短絡的すぎます。

正直言って、もっとショットが不安定な選手でもツアー優勝しています。



さくらちゃんについても、ピークを過ぎたという評価をする人がいます。もう勝てないのではないか・・・という意見もあるようです。

同じことが2012年にも言われていましたね。しかし、翌2013年、年間4勝して賞金女王にあと一歩まで迫りました。

なぜ、皆、評価を急ぐのでしょうか。特にゴルフというのは毎年続けて調子が良いわけはありませんし、突然悪くなることもあります。

今シーズン、パーオン率は昨年よりも良くなっています。成績が良くなかったのは、ショートゲームがチグハグであったこと、アメリカメジャー参戦のために試合数が10試合近く減っていること、スケジュール調整の難しさが原因だと考えられます。


シーズンの成績、1試合の結果、いずれにしても評価というのは難しいものです。

表面だけを見て評価するのは簡単なことですが、データをよく分析しないといけませんね。