さくらちゃんがアメリカツアーに参戦する意向であるとの記事に対して、多くの反応があるようです。

10年ほど国内の女子ゴルフ界を人気実力ともに引っ張ってきたさくらちゃんが、国内ツアーを不在にするというのですから、ゴルフファンにとっては大ニュースとなるのは当然です。


とは言っても、さくらちゃんがアメリカツアーに参戦するかどうか決まったわけではありません。最終予選会で40位以内に入るか、もしくはミズノクラシックで優勝しなければ現実のものにはなりません。


さくらちゃんがアメリカツアー参戦できなかった場合はこれまで通りでしょうから記事にする必要性はあまりありません。なので、さくらちゃんがアメリカツアー参戦を現実のものにした場合について書いてみたいと思います。


今シーズンは終了していませんので、2005年以降の9年を振り返ると、さくらちゃんの賞金ランクは以下の通りです。

女王  1回

2位  3回

3位  2回

4位  2回

11位 1回


若手選手の活躍により、さくらちゃんが居なくなっても国内ツアーは万全であるという意見も多いようです。しかし、ツアーを引っ張る存在というのは、1年2年好成績だったというのでは務まりません。少なくとも5年、いや、10年近くツアーのトップを意識する存在でないといけません。

さくらちゃんの場合は、不調だった2011年を除き、毎シーズン賞金女王に近い位置で活躍し続けました。

実は、6年連続賞金女王となった不動さんですら、本当に賞金女王に近い位置で活躍したシーズンは7シーズンしかありません。

海外から強い選手が流入した時期に活躍したさくらちゃんの活躍ぶりは素晴らしいものと言えるわけです。


若手選手が育ったから大丈夫という根拠は何でしょうか。


森田さんがさくらちゃんに競り勝って賞金女王を獲得した

→今年は1勝しただけで賞金ランクも15位前後です。昨シーズンのような成績を3年ほど続けて本物だと思いますから、まだまだです。


成田さんが今シーズン3勝して、韓国人選手御三家に次ぐランクに付けている

→複数回優勝したのが森田さんの昨年と同じく1回だけであり、こういうシーズンが続くかどうか不確定ですし、難しいコース設定の試合になると成績を残せていないですから、実力者と言うには早いです。


その他の日本人選手については語る必要もないでしょう。

何しろ、日本人選手の世界ランクトップはアラフォー世代の大山さんです。彼女の頑張りは評価しますが、あと何年トップクラスを維持できるのかと言うと、心もとないのも現実です。


人気面では、琴乃ちゃん、鈴木愛さん、@勝さんといった選手の存在が挙げられますが、こちらも藍ちゃんさくらちゃんが登場した時と比べると、本物感が少し足りません。


ネギックは琴乃ちゃんに期待していますが、現時点でさくらちゃんの後継者として太鼓判を押せるわけでもありません。もちろん、琴乃ちゃんが賞金女王を複数回重ねることができるようになれば国内ツアー人気も安心でしょうが・・・・。


外国人選手の活躍ばかりが目立つようなツアーは、長い目で見ればファン離れを招くでしょう。

ファンの総数は、本当にゴルフを愛する人だけでなく、何となく話題になっているから見ているという人も含まれるものです。そういう人は、外国人が活躍するのを見て「本物だから応援しよう」とはならないものです。

現状を見れば、1~2年は良くても、その後が心配だと言うしかないのです。