不動さん一強時代を終わらせたのは、藍ちゃん・さくらちゃんの登場でした。藍ちゃんは2004年、さくらちゃんは2005年が実質デビューです。

ただ、藍ちゃんはすぐに海外ツアーに行ってしまい、国内ツアーは2005年までしか主舞台となっていません。藍ちゃんとさくらちゃんの両輪によって国内女子ゴルフが現在のような活況となったわけです。


その後、彼女達とほぼ同世代の上田さんが賞金女王になり、諸見里さんや智恵ちゃんがあと一歩で賞金女王というところまで行きました。藍ちゃん・さくらちゃん世代が2004年からツアーの主役であり続けました。


転機となったのは藍ちゃんの海外ツアー参戦ではなく、外国人選手の国内ツアー参戦でした。

それまでも、イチヒさんや全さんが賞金女王争いをすることがあり、他にも宋ボベさんや辛さんが国内メジャーで優勝することもありましたが、殆どが韓国から単身日本のツアーに挑戦してきた選手たちでした。

そこに現れたのが2009年の申ジエさんと、その活躍によって触発されてその年のQTに参戦してきた外国人選手でした。アンさん、朴インビさん達です。


それ以降、古閑さんが引退、智恵ちゃんが海外ツアーに去り、諸見里さんが長期にわたる不調に陥りました。佐伯さんが数年間にわたり賞金ランクトップテンに入りましたが、さくらちゃんを超える存在にはなりませんでした。


ようやく2013年、さくらちゃん以来の日本人賞金女王が誕生しました。

森田さんです。それまでに2勝していましたが、昨年は4勝して、さくらちゃん世代からの世代交代を果たしたと言われました。しかし、今年は昨年の活躍が嘘のような状態です。


今シーズン、20代前半までの日本人選手が活躍しています。

成田さんが3勝、酒井さんが2勝しました。他にも渡邉さんが初優勝し、鈴木愛さんは初優勝をメジャーで飾りました。また、福田真未さん、光里さん、葭葉さん、琴乃ちゃんが初シードを確実にしています。

世間では、世代交代と言っています。


しかし、今シーズンの活躍が来シーズンに繋がるという保証はありません。


昨年も、森田さんの4勝を筆頭に、吉田さんが3勝、比嘉さんと堀さんが2勝ずつを挙げています。この4人で11勝したのですが、今年は4人で1勝止まりです。

いかに続けて活躍することが難しいか・・・。


成田さんはデビュー以来の成績がある程度安定し、酒井さんもいつ初優勝するか・・・と言われた選手であることが、来シーズン以降も活躍できるという根拠になっているのでしょうが、それもアテにならないものです。


「運」というものは中々続かないものです。

その一方で、ゴルフで優勝するには「運」が必要です。

「運」良く優勝することができたとしても、その「運」は来年以降も続くことは無いと言ってもよいでしょう。

「運」で勝ち過ぎた選手、「運」良く勝った選手は、それは今シーズンだけのものだと考えておいた方がよいでしょう。


今シーズンはほぼ見えてきました。今シーズンの流れが来シーズンにそのまま持ち越されるという意見がマスコミを含めて多いようです。しかし、昨シーズンと今シーズンが違うように、今シーズンと来シーズンも違うものになるのでは・・・とネギックは見ています。