さくらちゃんの故障、藍ちゃんの不振続き・・・・。
さくらちゃん・藍ちゃんよりも上の世代で、毎年賞金ランク上位で活躍してきた佐伯さん、馬場さん、茜さん、北田さん、といった選手の成績が冴えません。
この世代では藤田さんが2011年以来久しぶりに賞金ランクを上げています。佐伯さん、馬場さん、茜さんは何とかシードを確保するでしょうが、北田さんはシードが確定する位置にはまだまだです。
不動さんも琴乃ちゃんと同じ試合数で賞金ランクもほぼ同じですから、試合数減だけでは語ることができません。上田さんも相変わらずですし、三塚さんと諸見里さんに至っては既に賞金シードから外れています。頑張っていると感じられるのは大山さんくらいでしょうかね。
これに対して、これからのツアーの中心になると期待されている森田さんは昨年の勢いはなく、期待の星だった比嘉さんも2年目のジンクスのような状況、堀さんもシーズンオフに想像していた通りまの苦戦続きです。吉田さんが少し調子を上げて来ましたが、前半戦はヤマハでの2位以外にトップテン入りが無い状況でした。前半戦にポンポンと2勝した一ノ瀬さんも故障リタイヤです。
数年前に次世代を担うことを期待されてきた真夕さん、藤本さん、金田さん・・・・・伸び悩みが深刻です。
巷では女子ゴルフ界も世代交代が進んでいると言われています。
では、今シーズン、女子ゴルフ界を牽引してきた選手は誰でしょうか。
現在の賞金ランクは以下の通りです。()内は平均ストローク順位です。
1 イボミさん (2)
2 アンさん (1)
3 成田さん (3)
4 酒井さん (10)
5 申ジエさん (4)
6 原ちゃん (5)
7 テレサさん (7)
8 渡邉さん (13)
9 サタヤさん (21)
10 リエスドさん (14)
賞金ランクトップテンのうち外国人選手が6人です。
今年のツアーを引っ張っているのは上記10人ということになるのでしょうが、外国人選手のうちイボミさん、アンさん、申ジエさんの3人は既に実力者的存在なので、世代交代の立役者とは言いません。
では上記4人の日本人選手が世代交代の立役者なのでしょうか。
成田さんは、ここまでの成績を見ると、それだけの数字を残しています。原ちゃんも同様ですが、世代交代というよりは、さくらちゃん世代の復活と言うのが正し位表現ではないでしょうか。世代交代の立役者とは言い難いですね。
酒井さんは獲得賞金の4割を1試合で稼いでいます。また、4試合で4千万円稼いでおり、残り18試合では2千万円足らずしか稼いでいません。特定の試合で大きく稼いでいるだけで、シーズン全体の主役を張るにと心細いデータです。
渡邉さんも同じように、シーズン序盤に2千万円稼いだものの、そこから伸びが止まっている状態です。
世代交代というのは、若手選手が先輩実力者を追い上げ、そして片隅に追いやってしまうような活躍を見せて成し遂げるものです。
現在の女子ツアーを見ていると、とても世代交代が進んでいるとは思えません。
主役を張ってきたさくらちゃん世代が故障等の理由で停滞している間に、実力のある外国人選手だけが主役グループに残ったと言うべきでしょう。
ゴルフは1ラウンドや1試合の成績を見て判断することはできませんが、マスコミも一喜一憂しすぎているように見えます。
世代交代を語るのも、これと同様です。今シーズンの現象が、来年以降に継続するかどうかはわかりません。
少なくとも、今、世代交代を語るだけの成績を残しているのは成田さん1人であること、それに続くと思われている選手はまだ実力の裏付けが十分でないことを知っておく必要があります。
世代交代ではなく、外国人選手による浸蝕が進んでいるのです。