今シーズンの賞金女王争いは前半戦を終えた段階で、ほぼ見えてきたと言われています。
昨年の今頃は森田さんが8900万円ほど稼いで、女王争いの先頭を走っていました。
当時のさくらちゃんは4650万円ほどだったので、約半分、4250万円の差がありました。
最終的にはみなさんご承知の通り、最終戦まで女王争いがもつれて、森田さんが130万円の差で賞金女王となりました。ただ、一時はさくらちゃんが逆転したのですから、本当に最後まで結果がわからないシーズンでした。
今年の賞金獲得額上位は以下の通りです。
1 アンさん 8137万円
2 イボミさん 6768万円
3 酒井さん 5538万円
4 成田さん 5531万円
5 原ちゃん 3854万円
13 森田さん 2924万円
21 さくらちゃん 2058万円
アンさんとイボミさんの差は1369万円ほどですから、1試合で逆転可能です。
また、アンさんと酒井さんや成田さんとの差も2600万円ほどで、昨年の森田さんとさくらちゃんの差よりも遥かに小さい差しかありません。
さくらちゃんはアンさんに6000万円の差を付けられています。
現在の賞金額だけを見れば、アンさんから成田さんまでの4人には賞金女王の可能性はあるのですが、内容を見るとそうでもないことが見えてきます。
アンさんとイボミさんが平均ストロークで酒井さんと成田さんを上回っているのは当然ですが、試合の安定感が違います。
アンさんは13試合出場し、9試合でトップテン入りしています。優勝3回というだけでなく、出場した7割の試合で賞金を大きく加算しています。やはり大本命と言うべきでしょう。
イボミさんは16試合出場し、10試合でトップテン入りしています。出場した試合の6割の試合で賞金を大きく加算していますが、優勝が1回しかありません。ただ、アマ効果も受けて、ラッキーな面もありました。勝ち味に遅いタイプですが、勝てない選手ではありません。アンさんよりも出場試合が多いように、賞金女王獲得を強く望んでいるようにも感じます。チャンスを上手く活かすことができたら逆転女王の可能性は十分あると思います。
酒井さんは18試合出場し、トップテン入りは6回のみです。獲得賞金のうち5割近くを優勝した1試合で稼いでいますので、効率が良いと言えるでしょう。ただ、効率の良い稼ぎ方は繰り返してできるものではありません。このままでいくと、現在のアンさんの賞金獲得額に届くかどうか・・・だと思います。
成田さんは13試合出場してトップテン入り6回です。2勝して勝負強いイメージがあり、乗りに乗っていますが、彼女も賞金総額に占めるワールドレディスの優勝賞金比率が高いのが気になります。また、難易度の高い女子オープンやリコーカップで成績を残せるかという問題も残ります。
さくらちゃんは13試合出場してトップテン4回、優勝無し、となっています。本人は1億円を目標にしているようですが、数字上はかなり難しいと思います。樋口さんも厳しい数字のように言っていましたが、昨年は後半戦で7900万円ほど稼いでいますので、実績で言えば全く届かない数字ではありません。ただ、海外の試合に参戦する回数が多く、この数字を達成するには、女子オープン、リコーカップといった高額賞金試合で2勝し、さらに1勝することが必要でしょう。高額賞金試合で1勝だと、それ以外で2勝は必要です。
最終的な賞金女王の獲得賞金額は1億5千万円に届くと考えておく必要がありますので、さくらちゃんや森田さんは女王を獲るには厳しいです。
このままだとアンさんとイボミさんの女王争いになるでしょうが、日本の女子ゴルフファンとすれば寂しいことです。日本人選手がこの争いに加わって欲しいのですが、どう考えても厳しいという言葉しか出てきません。
さくらちゃんが日本ツアーに専念していれば違った形になったでしょうが、彼女の海外メジャー挑戦は間違っていないですし、応援していきたいので、複雑な思いです。