昨シーズンの同時期には、外国人選手が既に10勝していました。
全さんとイチヒさんは既に複数回優勝をしていましたし、1勝しかしていない選手でもイボミさん、アンさん、フォンさんは後半戦にも優勝をしています。
今年は前半戦を終了した時点で、外国人選手の優勝が4回しかありませんでした。全さん、金ナリさん、Oサタヤさん、ヤングキムさんですが、日本ツアー初優勝という選手が3人ということで、昨年までの外国人選手のイメージとは少し違っています。
賞金ランク別にみると外国人選手の分布は以下の通りです。
2013 2012 2011
トップ10 2人 6人 4人
トップ20 5人 9人 5人
トップ30 9人 11人 10人
シード圏内 18人 19人 23人
今年は申ジエさんが1試合も出場しておらず、フォンさんと朴インビさんも1試合しか参戦していないために3人分の指定席が空いた状態です。上位の外国人選手が手薄になった原因の1つは彼女達の日本ツアー参戦状況にあるでしょう。あと、アンさんが欠場したこともありますし、イチヒさんも年齢的なものなのか勢いを感じません。
しかし、シード圏内に広げて考えると、少しずつ外国人選手が減少傾向にあるものの、大きく様変わりした感じでもありません。多少は世代交代してきましたが、QT制度の改革が少しずつ効果を見せ始めるところでしょう。
現在、51位のキムソヒさんが830万円でシードギリギリの位置です。単純計算だと1660万円がシード圏内となります。昨年も51位の野村さんが1658万円でしたので、この辺りの賞金額がシードの目安となるでしょう。
シード当確ラインは40位のジャンウンビさんまででしょうか?
1000万円以上稼いでいる47位までの選手はかなり有力ですが、この辺はまだまだ解りませんし、下位から一気の追い上げもあるでしょう。
何よりも一番の不確定要素は海外ツアーとの掛け持ち選手です。元々シードを獲れる実力がある選手ばかりなので、智恵ちゃん、彩子さん、朴さん、フォンさん、申ジエさんあたりは数試合でシードを獲得する可能性もあり、そうなるとこの辺の選手が押し出される格好になります。ただ、どれだけの試合に出場するのか、かなり未知数な点が大きいです。
一番多く稼いだ1試合の賞金の割合(A)と、多く稼いだ2試合の賞金の割合(B)が高い選手は、一発屋の要素がありますので、厳しいかも知れません。
シードギリギリの選手を比較しました。
A B
穴井さん 26.57% 48.03%
茜さん 14.60% 26.41%
青山さん 57.08% 67.11%
東浩子さん 64.74% 72.39%
福田裕子さん 13.59% 26.12%
下村真由美さん 62.95% 72.13%
井芹さん 12.88% 24.15%
諸見里さん 43.97% 56.84%
藤田さん 38.94% 50.62%
青山さん、東さん、下村さんは少ないチャンスで多く稼いだパターンです。勝負強い選手というイメージでもありませんので、たまたま嵌ったと言う方が正しいかも知れません。そうすると後半戦でも同様に嵌る試合が何試合あるのか・・・・ということが問題になります。
逆のタイプが、茜さん、福田裕子さん、井芹さんです。嵌った試合が殆ど無く、地道に稼いでいます。このタイプは故障等の極端なことが無い限りは、後半戦でもコツコツと賞金を稼ぐでしょうし、まだ嵌った試合が無いのなら逆に後半戦で嵌る試合があるかも知れません。
こうして見ると、諸見里さんと藤田さんも1試合の効果が賞金ランクに大きく出ています。少し危険ゾーンに入りかけていますが、2人ともメジャーチャンピオンの底力がある筈です。諸見里さんは来年まで複数年シードがありますが、藤田さんは今年シードを確保しないといけません。後半戦の奮起が期待されます。