さくらちゃんのスタッツの変化です。
ニチレイ終了後 サントリー終了後
平均ストローク 70.5556 (1) ← 70.5714 (2)
パーオン率 69.7531 (3) ← 69.9735 (3)
平均パット数 1.7695 (4) ← 1.7765 (5)
パーセーブ率 88.8889 (1) ← 89.1534 (1)
平均バーディ数 3.4889 (4) ← 3.4286 (4)
リカバリー率 70.6122 (2) ← 71.8062 (1)
平均ストロークは1位に返り咲きましたが、さくらちゃんが良かったというよりは森田さんが悪かったわけです。
さくらちゃんの平均ストローク、平均パット数、平均バーディ数は上昇し、パーオン率、パーセーブ率、リカバリー率が悪くなっています。ニチレイレディスにおけるパーオン率は66.67%となっています。54ホール中36ホールでパーオンということでした。グリーンが小さいことを割り引いても少し物足りない数字です。
また、パーオンを逃した18ホールのうち8ホールでボギーに繋がったのもいけません。リカバリー率55.5%になりますが、本来のさくらちゃん(リカバリー率70%台)であればボギーは5個で済んだ筈です。微妙なパーパットが残ったのかも知れませんが、色々と反省材料は見えてきます。
先日来、さくらちゃんと森田さんの比較に関して色々と意見を頂戴しました。
平均ストロークで言えばさくらちゃんと森田さんはほぼ互角なのですが、賞金獲得額では大きく差を付けられています。
平均ストロークは文字通り平均値ですから、実力を示す数字であることは間違いないとしても、優勝に直結するデータではありません。
そこで、さくらちゃんと森田さんの最終スコアを比較しました。()内の数字は優勝回数
-10以上 -6~9 -1~5 E~+3 +4~
さくらちゃん 3(1) 1 8 2 0
森田さん 4(2) 5(1) 2 2 3
さくらちゃんの場合、平均ストロークを大きく下げる試合が少なく、平均ストローク程度のスコア(4~5アンダー)で終わる試合が多いことがわかります。
一方の森田さんは平均ストロークを大きく下げる試合が結構ありますが、逆に平均ストロークを大きく上回る試合数も多いことがわかります。平均ストローク通りで終わる試合は少ないです。
予想されていたところですが、さくらちゃんは平均値のゴルフ、森田さんは善し悪しが明確なゴルフということになります。
森田さんは6アンダー以上の9試合で8100万円稼いでいます。何と1試合平均900万円となります。
さくらちゃんは10アンダー以上の3試合で2670万円ほど稼いでおり、これも平均すると890万円になります。但し、さくらちゃんに多い4~5アンダーの5試合では1千万円しか稼いでいません。1試合平均200万円になります。賞金額は上位ほど厚く配分されますので、さくらちゃんがこの5試合であと2~3ストローク良ければ1500万円ほど上積みできていた筈です。
そうすると、賞金額ほどに力の差があるわけではなく、さくらちゃんの効率が悪いことがわかります。あと2~3打・・・・という試合が多い印象が強いですが、それが森田さんとの差となっているのが現実です。