ヤマハレディースオープン葛城は比嘉さんの優勝で幕を閉じましたが、先週の試合に引き続き協会の不手際が気になり、何となくすっきりとしません。


さくらちゃんが、協会を批判したというような記事もありますが、協会を批判するという趣旨ではなく、一石を投じたものと思います。

ゴルフは自然を相手にプレーするのだから甘いことを言うな、とか言ってさくらちゃんを批判している人もいるようですが、問題の本質は試合運営のあり方が問われているわけです。



ネギックのブログでも、大会開幕前から週末の悪天候を指摘していました。

そして、4月5日(金)にはスカイブルーさんから以下のようなコメントを頂きました。(一部抜粋)

明日のペアリングを見て疑問に思ったことがあります。全員アウトスタートとなっています。荒天の予報なんですから競技を少しでも消化できるように少しでも早い時間からアウト・インからそれぞれスタートさせるべきだと思います。そうでないと時間差で条件が異なるし、公平性が保てないと思います。天気予報が発表されてるのを参考にしているのか?と思います。



このコメントに対するネギックのコメント返しは以下の通りです。

午後から天候の崩れが予想されているのですから、公平性を保つためにアウトインに分けてスタートさせても良かったのではないかと思います。
ゴルフは不公平なスポーツだというものの、できるだけ公平性を保つための努力は怠って欲しくないですね。



何を言いたいかと言うと、結果論ではなく、事前に悪天候が予測されていたということです。コメントを頂いたスカイブルーさんは藤田さんのファンであり、何もさくらちゃんに肩入れしたコメントでもありません。

中には、悪天候の中でもプレーするのがゴルフの試合だと主張する人もいるようですが、突然天候が急変したのであればともかく、今回のように事前に3日目午後の風雨と最終日午後強風が予想され、スタート時間が遅い選手が圧倒的に不利になることが最初から解っている場合は別です。



ワンウェイにこだわった今大会でしたが、実は、昨年の最終日はツーウェイのペアリングが組まれていました。何故ならば、2日目が雨天中止となり、最終日は74人がラウンドするからでした。
今大会も、4日間大会となったことから決勝ラウンド進出者は72人でした。昨年とほぼ同じです。そうであれば、午後からの天候が心配されているのであれば、できるだけ不公平感をなくし、かつ、試合進行をスムーズにするためにアウトとインに分けてスタートさせるのが当然のことでしょう。

過去にも、天候の崩れが予想された時に、ワンウェイを急きょツーウェイに変更したこともありますし、2009年は物理的にツーウェイが難しいとされていた川奈のフジサンケイレディスも天候を見越して最終日のみツーウェイで組まれたことがありました。



今回、ワンウェイにこだわった一番大きな理由は、BS生中継にあったと想像されています。
13時から16時の予定で最終日を全面生中継するということでしたから、その時間に最終組を中心とした組を放送しなければならなかったわけです。

しかし、悪天候により試合進行は予定よりも遅く、仮に1時間前倒しでスタートしていたとしても、実際には中継に大きな支障は無かったでしょう。また、天候を理由にして中継が当初の予定から少し変更されていると断りを入れれば、視聴者は文句を言わないでしょう。



テレビ中継が選手のプレーやギャラリーの安全よりも優先したとまでは言いませんが、最善のスタート方法でなかったことは明らかです。


人間が管理できない自然と戦うスポーツであるからこそ、人間が出来る範囲で公平に試合を運営することが求められているのです。