JLPGAの規定が変更され、プロアマを欠場すると本戦の出場が認められないことになりました。

昨年のワールドレディスにおいて、プロアマ戦を欠場した選手が、本戦のための練習をしていたということが問題になり、ミーティング委員長の馬場さんが意見を集約したことがありましたが、それを受けての規定変更だと思います。


確かに、プロアマを体調不良という理由で欠場しておいて、本戦のための練習に余念がないというのは問題でしょう。

今までは医師の診断書が提出されれば、プロアマ欠場後に本戦に出場することは可能でした。

酷いケガ等は別にして、風邪のような症状や、頭痛持ちの人にとっては、今日はとてもゴルフをできる状態ではないが、1日寝れは翌日の試合は出場可能だということはありますし、特に合理性に欠けるとも思いません。

今回の改定は、そういうことも一切考慮しないというものです。


一番先に感じたことは、医師もなめられたものだということです。最近、職場でもそうですが、休むために安易に診断書が使われるケースが増えています。ただ、安易なケースというのはごく少数のことなのですが、100件のうち1件でも2件でもそういうことがあると、たちまち医師の診断書というものが胡散臭い目で見られてしまうのが現実です。


今回の件も同様で、ごく一部の選手が、上手く診断書を利用してプロアマを欠場して本戦に備えただけのことであって、今回の規定変更によって全ての選手が融通の効かない状況に置かれてしまうことになるのです。

身から出た錆と言うには、真面目にやってきた選手には気の毒ですが、これによって、少々の頭痛や1日寝ていれば試合には出場できるような風邪の場合でも、無理をしてプロアマに出場するのか本戦を休むのかの究極の選択をしなければならなくなります。


また、前夜祭の欠席も罰金だそうです。何もかも厳しくして、成果を上げようとしているのかも知れませんが、果たして、それが問題解決の本質なのかというと疑問を感じます。

もっと他の方法が無かったのだろうか・・・・というのがネギックの感想です。



桜島さんからコメントを頂いていました。米国ツアー第2戦の記事をご覧ください。以下は、抜粋させて頂いたものです。

>どのコースにも厳しいセッティングにも対応して毎試合とまでは言いませんが、上位争いを頻繁にする選手が一流の中の一流だと思います。
よく不動さんが言っている言葉がありますよね。シーズン通して予選落ちの回数が、優勝の回数を上回らないようにする。その言葉には不動さんのプロ選手としての偉大さが見えます。
昨年で言えば、不動教訓の条件を、さくらちゃんはクリアーしてますね(笑)
さくらちゃんは予選落ちしない凄すぎる鉄人なので常にクリアーですね。

予選落ち回数が優勝回数を上回らない、というのはかなり厳しいですが、これぞ一流選手の条件ですね。年間2~3勝するのがやっとの時代ですから、予選落ちは年間1~2回しか許されないわけです。

昨年の初優勝組は遥かに予選落ち回数の方が多いです。