日本女子オープンはフォンさんと朴さんの日米掛け持ち選手による優勝争いとなりました。


アメリカツアー選手の順位だけを見ると以下の通りです。()内は最新の世界ランクです。

E   フォンさん(3)・・・掛け持ち

+1  朴さん(6)・・・掛け持ち

+3  美香さん(8)

+6  ジャンジョンさん

+7  藍ちゃん(7)

+8  チェナヨンさん(4)

+9  キムインキョンさん(15)

+11 申ジエさん(5)・・・掛け持ち

+12 上田さん(70)・・・掛け持ち

+18 ヤニツェンさん(1)



世界ランクは過去2年の実績であり、現時点の状態を示すものではありません。

しかし、申ジエさんは初日に大きく出遅れた以外は、ほぼ日本ツアーでの試合経験の豊富さに比例しているように思います。

フォンさん、朴さんは調子が良い上に、日本ツアーでの試合経験の豊富さが力になったのではないでしょうか。

キムさんやナヨンさんは日本ツアーでの試合経験が少し乏しい点で及ばなかったかも知れません。ヤニさんは故障から来る不調が続いているようです。


美香さんはアメリカツアー専属選手としては実力を出し切ったと思います。優勝に届かなかった理由も、アメリカツアーでのものと同じだったと思います。現状では、最強の日本人選手は美香さんと言うべきでしょう。ただ、優勝数については藍ちゃんのようなタイプの方が稼ぐことができると思いますが・・・。

藍ちゃんはパットの名手です。もちろんショットについても水準以上のものを持っていますが、ショートゲームの達人ですね。今回も流石・・・と思わせるパットがありましたが、結局4日間通してパットが好調ということはありません。美香さんのようなショットの精度がなかったことにより、パットが入らない日に大きくスコアを落としてしまう結果になったと思います。



日本ツアーの選手を見ていくと面白いことがわかります。

+2  イチヒさん

+4  北田さん、黄アルムさん

+5  彩子さん

+6  茜っち、竹末さん

+7  智恵ちゃん、茂木さん、永井さん、テレサルーさん

+8  若林さん、酒井さん、全さん、イナリさん、リエスドさん、姜スーヨンさん、サタヤバンポットさん

+9  さくらちゃん、不動さん、木戸さん


北田さんは11戦連続トップテン圏外、彩子さんも15戦連続トップテン圏外、茜っちは先週の8位に続くトップテン入りでしたが、竹末さんは今期初のトップテン入りでした。

イチヒさんは夏以降あまり良い成績を残していませんでしたし、黄アルムさんは今期2回目のトップテン入りでした。


逆に、好調の智恵ちゃん、全さん、イナリさん、リエスドさんは目立った活躍をすることなく試合を終えてしまいました。


こうして見ると、今回の難しい設定のコースで実力を出し切った選手と、調子は良かったのに難しいコース設定では実力を出し切れなかった選手が浮き彫りになっているようです。


特に、智恵ちゃんは速いグリーンに対処しきれなかったところがありました。選手権ではグリーンが遅かったことが彼女の優勝を後押ししたような結果となりましたが、アメリカツアー、特にアメリカメジャーではこの辺が大きな課題となってくるでしょう。


大きく扱われていませんが、全さんの平均ストロークが70.1481となりました。

平均ストロークは実力のバロメーターと言われますし、ネギックもそうだと思っています。

しかし、数値そのものは、コースの難易度によって変えることができます。60台を達成すれば偉業と言われるのでしょうが、今年のようにどの試合も金太郎飴のように2ケタアンダーで優勝が決まるような状況では、素直に評価することはできません。



台風の接近によって、当初の予想よりはスコアも悪くなったと思いますが、コースの難易度はほぼ適当なところだったと思います。試合を見ていて面白いと感じることが、ゴルフファンにとって一番大切なことです。それが今回の試合では満たされたのではないでしょうか。

欲を言えばキリはありませんが、やはり優勝スコアがイーブンパーから5アンダーまで、というのがメジャーでしょう。



さくらちゃんについては、明日振り返ってみたいと思います。