全米女子オープンに関連して、ネギックの思うところを書いてみたいと思います。



勝者と敗者に分かれるのが勝負の世界の厳しさです。今回はチェナヨンさんが優勝しましたが、彼女が世界一の選手なのかどうかは別物です。世界トップレベルの1人であることは間違いないですが・・・・。

今回の試合では優勝したが、別の試合では負ける・・・そういうことを繰り返しているのがゴルフです。運、天候、コースの状況、体調、メンタルなど色々な条件が全て上手くかみ合うことで優勝を手に入れることができるわけです。それを1つの原因だけピックアップして強調すると間違えてしまいます。特に、メンタル面について強調してしまうと、次の試合で負けた時に言い訳できなくなります。「今回の試合では・・・・」という枕詞が必要なのですが。


マスコミなどは、勝てば官軍で、勝った選手のことを褒めちぎるのですが、大抵が、こんな練習をしてきたとか、メンタルトレーニングの成果だとか・・・・・、ネギック流に言うと、「負けた時は?」・・・・・・意地悪ですかね。


さて、日本ツアーの日本人選手はさくらちゃんのみの予選通過で終わってしまいました。

日本人選手、とりわけ日本ツアーの選手が海外のメジャーで優勝、あるいは大活躍するために足らないものは何でしょうか?


技術、練習量、精神力、体力・・・・・・。

どれも必要なことですし、要求されるのは当然のことでしょうが、ネギックは精神論を語っていても仕方がないと思いますし、当たり前のことを書いても仕方がないので、2つの課題を書きます。



①海外メジャー4大会の賞金額を国内賞金ランクに加算する。

  前から言い続けていることですが、国内選手の挑戦が消極的な理由の1つが、海外挑戦すると賞金ランクに影響することや体力的に厳しいことです。チャレンジするだけ損というのが現状ですね。

多くの選手が出場しなければ、チャンスも少なくなります。今回、もし、智恵ちゃん、笠さん、真夕さん、森田さんが出場していたらどうだったでしょうか?予選落ちかも知れませんが、中には好勝負した選手もいたかも知れません。フェアウェーが広かったので、飛距離のある真夕さんや森田さんのプレーを見たかったです。

メジャーは国内試合の成績に対するご褒美として出場権が与えられます。与えられた出場権を行使するのは当然の権利でもありますし、行使しなければ出場権も与えられなくなる可能性があります。海外選手の流入ばかり進めて、日本人選手がより海外メジャーに出場しやすい条件を作ることができていないのです。協会は何をしてきたのでしょうか?

但し、これは、あくまでもメジャー大会だけであって、掛け持ち選手のメジャー以外の海外試合の賞金は加算しないのは当然です。

これに反対する選手がいたというのも、理由がわからないですね。



②国内の試合も4日間大会を半分程度に増やす。

  小林会長も取り組んでいるようですが、国内はメジャー以外では4日間大会はサントリーだけです。3日間と4日間では体力の消耗も違うでしょうし、戦い方も違ってきます。さくらちゃんの最終日失速は、3日間に蓄積した肉体的・精神的疲労も1つの原因ではないかと思います。2日間は高温、1日は強風でしたから、最終日に余力が残っていなかった可能性があります。それを1人の選手の責任にするのでは進歩がありません。4日間大会にしたからと言って、賞金を増額しなければならないわけではないですし、使用コースの問題もあるでしょうが、不可能な話ではありません。


他にもコース設定などにも注文はあるのですが、この2つだけは進めて欲しいと思います。


ジュニア育成など、韓国を真似ることは難しいですし、そもそも、日本からも海外で通用する選手が出現していることを忘れてはいけませんね。日本流の成功術を磨くべきですし、あとは、協会ができることからすぐに着手するべきでしょう。