CATレディースで智恵ちゃんが優勝し、賞金ランクもアンさん、佐伯さんに次ぐ3位まで上昇しました。
気の早いマスコミなどは、「日本のエース」などと言って、賞金女王獲りを煽っています。
確かに、平均ストロークにおいても智恵ちゃんが日本人トップなので、現時点では日本人選手の中では一番賞金女王に近い存在と言っても良いのかも知れません。あくまでも数字の上ですが・・・・。
ただ、賞金額はアンさんと2位の佐伯さんとの差は1100万円ほどであるのに対して、2位佐伯さんから5位さくらちゃんまでの差は約500万円です。まるでどこかの野球リーグのようで、2位から5位の順位は1試合で入れ替わる数字です。
アンさんとの差を詰めていかないといけませんが、消化した16試合よりも、残る14試合の賞金総額は800万円も多いことを忘れてはいけません。
例年、後半戦で一番稼いだ選手が賞金女王になっているのですから、これからがいよいよ本番だと考えても良いと思います。
現時点では5人の選手の女王争いのムードとなっています。現在6位の不動さんにも女王になるだけの実力はありますが、試合数の問題や、本人の意識のこともあり、賞金女王争いに本格的に顔を出してくるかどうかはわかりません。ただ、メジャーで優勝してくれば、当然女王候補ということになるでしょう。
賞金女王争いが、日本人選手3人、韓国人選手2人となっていることについて、冷静に見ていきたいと思います。
複数の日本人選手による賞金女王争いになれば、当然、ファンも盛り上がってきますし、マスコミも食いついてきます。そこに韓国人選手が加わっていたとしても、興味は倍増します。
アンさんが女王争いから脱落する可能性は低いですから、最後はアンさん対何人の日本人選手になるのかが注目です。
昨年のように、日本人選手の可能性がさくらちゃんに集約されてしまうと、さくらちゃんにも精神的負担が大きくのしかかってきます。複数の日本人選手が女王争いに入ることで、互いのライバル心もあるでしょうし、精神的負担も分散されます。
このまま、佐伯さん、智恵ちゃん、さくらちゃんの3人には、何としてもアンさんに食らいついて欲しいと思います。
5人の現状をネギックなりに分析します。
アンさんは強いですし、本命と言ってもよいでしょうが、欠場する試合数がどうなるでしょうか?5人の中では、一番賞金女王に対する執着がないと思いますので、最後にそれが影響するかも知れません。
佐伯さんは、5人の中で一番、成績に波があります。昨年後半から安定性を増したとは言うものの、まだ不安が残ります。
智恵ちゃんは、目下絶好調です。ただ、この調子は最後まで続くことはないでしょう。バーディが続くタイプの選手なので、現在のように上手く行っている時は良いですが、思うようなスコアが出ない時にどれだけ早く立ち直ることができるか?
一番、賞金女王を獲りたいと思っている選手でしょうが、気持ちが強い分、空回りの心配もあります。
李さんは、前にも書いたのですが、後半戦の成績があまりよくありません。コース相性なのか、体力的なものなのか、別の理由なのかは解りません。いずれにしろ、苦手の後半戦をどう乗り切るのか、がポイントです。
さくらちゃんは、これだけ勿体ないゴルフをしても10位台で抑えることができています。好ゲームとそうでないゲームを繰り返しています。最近の成績も智恵ちゃんよりは悪いですが、他の3人と比較しても極端に劣っているわけではありません。賞金女王になった経験は強みとなるでしょう。誰かが一気に飛び出してしまうのではなく、残り3試合くらいまで混戦が続けば・・・・チャンスと思っています。
智恵ちゃんにシーズン2勝目を先越されたことで、さくらちゃんの心に火が点いたと思います。
そういう意味で、今回の智恵ちゃん優勝は、さくらちゃんにとっても良かったのではないでしょうか。