全米女子オープンが終了しました。


最後は韓国人選手同士のプレーオフにもつれました。結局、前日にプレーを終えていたソヒキョンさんにユソヨンさんが追いつき、プレーオフの結果、追いついたユソヨンさんが優勝しました。

この2人の差は何でしょうか?技術でしょうか?メンタルでしょうか?ネギックは運だと考えています。

メジャーであれ、下部ツアーであれ、優勝するには運が必要です。

今回の全米女子オープンほど運が支配した試合も珍しいでしょう。

朝からテレビ局のインタビューに答えたりしていた選手と、試合モードに入っていた選手が3ホールのよーいドンで試合を決めるのですから、素人にも結果は見えていました。プレーオフ1巡目のため、カップの位置はファイナルラウンドのままでしたから、当日の数十分前にプレーした選手の方が、前日にプレーした選手よりも有利なことは当たり前です。

ソヒキョンさんは優勝争いから離れた組で、組み替えが無かったことでプレッシャーがかからず、ユソヨンさんも韓国人3人のペアリングでした。これが昨年のさくらちゃんのように、アメリカ人の人気選手だったら・・・。2人とも初日午後スタート組でしたが、体力だけでなく運も持っていたのですね。


この2人、世界ランクは30位と40位の選手でした。今回で21位と22位まで上昇しましたが・・・。

このレベルの選手は技術、メンタル、ともに紙一重だと思っています。あとは、コース相性と当日の調子、そして運によって順位は左右されます。

技術云々、メンタル云々、という声も多いですが、それがネックとなるような選手は、もっと世界ランクは下です。

世界ランク30位台までの選手は、いつメジャーで優勝しても不思議ではないというのが、ネギックの持論です。


藍ちゃん、美香さんは健闘むなしく、優勝を逃してしまいました。しかし、トップ10に2人の日本人が入ったことで、今後の日本人選手の優勝が近く感じられるようになった・・・というのがマスコミに共通した考え方のようです。

ネギックは、かなり以前から、日本人選手がメジャーで優勝する可能性は十分あると思っていましたが・・・。


今回は、W宮里に追い風が吹いていました。予選ラウンドを2回とも午前にプレーできたこと、決勝ラウンドを日本人2人で回れたこと、調子が良くない時に中断となったこと・・・。

それでも優勝に届かなかった理由は、藍ちゃんはコース難度、美香さんは悪い時の修正能力だと思っています。


美香さんは、トップ2人と比較しても、フェアウェーキープ率では上回っていますし、パット数でも同レベルです。しかし、パーオン率はさくらちゃんを下回っています。また、トップ2人と比べてバーディ数は上回っているのに、ボギーが2倍ありました。ここが課題です。調子に乗った時は手がつけられないが、普通の時はそれほどでない、というのが今回の結果から見えてきます。これは、他の試合でも同じです。結果が出た時にはメンタル面を評価されていますが、とりたててメンタルが強い選手ではないと思います。


藍ちゃんは、パットが面白いほど決まる日は良いですが、それは4日間続くことはありません。バーディ合戦のような設定では何とかなるのですが、こういう設定になるとどこかで破たんしてしまいます。ロングホールだけで4アンダーとしていますので、100ヤード以内のショットとアプローチ、パットは世界トップクラスであることは認めますが、距離を残す長いミドルでは苦戦し、長いパーパットを沈めることでスコアを作っています。これが彼女の持ち味なので、彼女にとって相性の良いコースであれば優勝可能でしょうが、今回のような設定では一歩足りない気がします。

またサードラウンドで重圧からお腹の調子を崩したとコメントしています。これはいけませんね。

そんなにメンタルが弱かったのですか?いや、違うと思います。暴飲暴食ではないでしょうから、疲れが原因かも知れません。


美香さんも、藍ちゃんも、今大会はラッキーでした。最終ラウンドもサスペンデッドにならなければズルズルと順位を下げた可能性が高かったですが、気分転換できてラッキーでした。何よりも1日36ラウンドになっていれば、体力的にもっと苦しかったでしょう。


72ホールを小刻みに5日間に分けてプレーする難しさはあったと思います。しかし、72ホールを2日間で消化した選手に比較すれば、遥かに有利な戦いをできたのは事実です。

決して日程のせいにするのではなく、事実として、何が試合の流れを大きく分けたのかを考えれば、天候による運不運が大きかったというのは動かし難いと思います。



最後に、さくらちゃんが無事帰国したようです。写真では元気そうですが、ゆっくり休んでほしいですね。