日本のLPGAが規定を変更するとの情報が入ってきました。
1.国際ツアー登録選手が出場義務試合数に満たなかった場合、シード対象外となります。
藍ちゃん、上田さん、申さん、朴インビさんと、今シーズンからの日米掛け持ち選手3人に適用されます。
シーズンに7試合以上出場しなければなりませんので、昨年の藍ちゃんの出場数だとシードを喪失することになります。
上田さんは17試合、朴さんは14試合、申さんは8試合出場していましたので、こちらはセーフということですね。
アメリカツアーでタイトルを狙う選手にとっては厳しい改革ということかも知れませんが、アメリカツアーの試合数が減っているのですから、その気になればミズノを含めての年間7試合の出場義務は果たせるでしょう。
逆に言えば、7試合以上出場しなければシード確保は危ないと思わせるようでないといけませんね。
アメリカツアーでの大目標を掲げる藍ちゃんにとっては厳しい改革と言えるかも知れませんが、従来の制度は藍ちゃんを優遇するために作られていたのであって仕方が無いと思います。
アメリカツアーに専念するというのも一つかも知れませんが、藍ちゃんは美香さんと違って日本ツアーを盛り上げたいという気持ちを強く持っているでしょうから、7試合出場してくるでしょうね。
2.ツアー優勝者がプロテスト免除で会員資格取得できる制度の廃止
これで、非会員が会員登録できるのはプロテスト合格者だけになるのでしょうか?
だとすれば、非会員のままツアーに出場し続ける選手が増えるような気がします。既にプロ宣言している金田久美子さんはプロテストを受けることになるのでしょうか?
これも、藍ちゃんからスタートした制度ですね。
3.海外ツアーでの賞金ランク上位選手のQT1次・2次・3次免除の廃止
これまでの規定であれば、アメリカツアー賞金ランク20位以内の選手であれば日本ツアーに出場するためにはファイナルQTからの出場で良かったわけです。もう少し下位ランクの選手はサードQTからの出場でも良かったのですが、これらの優遇規定が廃止され、全員ファーストQTからチャレンジしなければならなくなりました。
もちろん、そんな選手であれば実力的には1次や2次で落ちることはないのですが、スケジュール的にはチャレンジが難しくなりました。
アメリカツアーからのQT挑戦は激減するでしょうね。
ネギックは、以前より、海外選手と海外挑戦選手の優遇措置を何とか改善して欲しいと書いてきました。
ようやく、その第一歩を踏み出してくれることになり、評価したいと思います。と言うか、遅すぎたくらいです。
この改革は鎖国政策でも何でもありません。自国のツアーを盛り上げることが一番大切なことです。
海外の強い選手が大量に流入した結果、危機感を感じた日本人選手が強くなり、日本ツアーが盛り上がる・・・といった理想論や建前論には何も根拠がありません。
のんびりしていると、国内ツアーは外国人だらけで、テレビ放映もなく、マスコミでも話題にならないような時代になってからでは、再度ゴルフ人気を取り戻すのは大変な努力が必要となります。
また、そうなるとジュニア世代にはゴルフが魅力のないスポーツとして見放されてしまい、将来の女子ゴルフ界も衰退の一途をたどってしまうかも知れないのです。
これを鎖国と言って非難する評論家もいるでしょう。しかし、ツアーが魅力を失ったら、ゴルフ業界全体の縮小にもつながるわけです。
今回の改革は、「日本ツアーに出場する以上は、日本ツアーに本気で臨んでください」というものだと思います。
最終QTだけ受けて合格し、都合の良い時だけ日本ツアーに何試合か出場してある程度稼ぐ・・・・これを繰り返さないための方策ですね。
そんな選手に対してファンも愛着を感じないのは当然でしょう。
外国人選手であっても、日本ツアーに参加するためには、日本人選手と同じ義務を果たしてもらう・・・当たり前のことだと思います。