マンシングウェア東海クラシックで、さくらちゃんは韓国人選手に負けてしまいましたが、これは「連覇」という言葉に押し潰されたのではないか、と思っています。
もちろん、パットが入らなかった(土日だけで5回もカップに蹴られています)、いつもよりもショットの切れが良くなかった、ということも原因の1つでしょう。
しかし、さくらちゃんの最近のコメントを見ていると、成績が安定しているにも関わらず、悲壮感すら漂っているではありませんか。
このブログを書いているネギックにも責任の一端があるのかもしれませんが、人気者だけに少し優勝から遠ざかると、色々な外野の声が彼女の元にも届いているのでしょう。
さくらちゃんから「パットが下手」なんていうコメントが出てきたのは、ファンの声も反映したものだと思います。確かに、パットで優勝を逃した試合は1試合2試合ではないでしょう。
しかし、それは、他の優勝を逃した選手も同じだと思います。馬場さん、諸見里さん、智恵ちゃん、不動さん・・・・皆、ココというパットを外して優勝を逃してきました。逆に言うと、パットが入らないと優勝できないということです。全さんでも3試合、アンさんでも2試合しか優勝していないという事実を冷静に見つめることです。
優勝に必要なものには実力、調子、コース相性といったものがあります。この3要素は私なりにデータ化して試合前に公表しています。
しかし、それ以外にも優勝を決める要素はあります。
それは「運」です。
しかし、「運」などという不確定なものは結果論でしかありません。金ナリさんのシャンクしたボールが1本しかない木に当たってラフに戻るなどというのは運以外考えられません。ギャラリーに当たってケガをさせていたら・・・、あるいはギャラリーの間をすり抜けて隣のホールやOBゾーンに飛んでいたら・・・・、順位は確実に下がったでしょう。
この試合では「初の連覇」と騒がれました。選手権や女子オープンの連覇なら立派な実績と言えるのでしょうが、一般の試合での連覇など大した記録でもありません。
優勝回数と連覇の回数です。不動さんを除き、主だった選手を調べてみました。
福嶋さん 24勝 1回(NEC軽井沢)
全さん 16勝 1回(リゾートトラスト)
古閑さん 12勝 2回(マスターズ、リコーカップ)
藤田さん 4勝 1回(プロミス)
李さん 13勝 0回
諸見里さん 9勝 0回
智恵ちゃん 7勝 0回
連覇した試合は、誰もが想像できるほど、コース相性抜群の試合です。
さくらちゃんのように、コース相性など関係なく優勝してしまう実力のある選手には、そもそも連覇など大して気にする必要はなかったのです。
しかし、さくらちゃんは連覇の経験がないことを過度に騒がれ、平常心ではなかったのでしょう。ウェア契約のデサントが主催者だったことも、期待に応えなければならないと感じたかもしれません。
1番ティーでのさくらちゃんの表情を見て、私は一抹の不安を感じていました。
結果的に、「勝たなければならない」という気持ちが空回りしてしまったのでしょう。16番以降のさくらちゃんには覇気がありませんでした。15番でパーとしてしまい、空気が抜けてしまったのは仕方がないことです。
気楽に回っている他の選手とは違います。
昨年6勝もして賞金女王になったさくらちゃんが勝負弱い筈がありません。優勝できないことで、外野がアレコレと騒ぎます。諸見里さんも同じで、勝負弱いから優勝できないのではないと思います。
さくらちゃんの成績は実に安定していますし、各スタッツにしても、昨年よりも数値を向上させている部門は複数あります。よく見ていくと、パーパットが昨年よりも入っていないことが分かりますが、バーディ率だって昨年を上回っています。やはり「勝ち運」に見放されているような気がします。
こういう時の一番の薬は・・・・パット練習ではなく、運気の上がる本でも読んで自信を取り戻すことだと思います。思い詰めるのでは良い結果は出ないと思います。
もう1つ、パターを替えるのも良いかも知れません。パターを替えるのは、技術面を替える意味ではなく、気持ちを切り替えて、運も替えるということです。だから、1年に5回も6回もパターを替える選手がいるのですね。