エビアンを直前に控えて、日本人選手の多くはフランス入りしているようです。
フランスというと、特に女性にとっては誘惑も多い(男性にも誘惑はありますが・・・)ので、練習ではなく、ショッピングに時間を割いてしまいがちです。
滅多に行けるところではありませんから、観光やショッピングに出かけて息抜きをすることも必要でしょう。日頃は勝負事で神経をすり減らしている選手達ですから、「遊んでいる暇があるのなら練習しろ。」とは言いません。
しかし、世界ランクによって得た出場権であることを忘れないで欲しいと思います。
17人の日本人選手のうちアメリカツアー参戦の3人を除けば、日本ツアーでの活躍がポイントの大部分を占めます。
これらの選手の成績が悪ければ、日本ツアーに与えられるポイントが見直しされるかも知れません。逆に、多くの日本人選手が上位を占めることになれば、今後の日本ツアーに与えられるポイントは高くなるかも知れません。
エビアンは日本ツアーのレベルを知る機会になると同時に、日本ツアーのレベルをより押し上げるための舞台でもあります。
そのためには、物見遊山で参加するのではなく、真剣に1つでも上の順位を目指して欲しいと思います。
甲田さんのことをいつもラッキーだと言ってきましたが、彼女のことを否定しているわけではありません。勝負事には運も必要です。彼女はそういう運を持って生まれてきたように感じます。
平均ストロークを見ても、まだまだの選手ですし、実力の面で今後大きく化ける選手だとは思いませんが、1試合だけを見れば、上位に入る可能性が全くないとは思いません。さくらちゃんや智恵ちゃんといった強豪相手に勝った実績があるのですから、エビアンでも再現することは可能なのです。
勘違いされると困るのですが、甲田さんに関するマスコミ報道が、高卒でゴルフを始めてキャディをしながら4年かけてプロテストに合格してことだけをもって苦労人と表現したことに対して、それは違うでしょうというのが私の意見なので、そこは御理解いただきたいと思います。
彼女は非常に恵まれた環境でプロを目指すことができたのですから、苦労人というのは彼女にも失礼ですし、練習もままならないような苦労をしてきた選手にも失礼だというのが、私のマスコミに対する考え方です。
さて、甲田さんは全試合出場しているとの指摘がありました。
これは立派なことです。出場権を与えられた試合には出場するというのは、ゴルフ歴の浅い甲田さんのような選手には実力アップのためにも必要でしょう。何よりも、ツアーを盛り上げるために大きな貢献をしているということです。
さくらちゃん、智恵ちゃん、諸見里さん、といった日本ツアーを代表する選手も、欠場しない選手です。日本ツアーを盛り上げるために出場し続けるという選手もいれば、ある目標のために出場し続けるしかないと考える選手もいるでしょう。理由はどちらであっても、結果的にはツアーを盛り上げることに貢献しているのですから、これも立派なことですね。
一方、ある程度のベテランになると、試合を休むことも必要となります。岡本綾子さんが良く言っているように、欠場することも仕事の1つだということです。
無理をして全試合出場した結果、大きな故障をして長期の欠場をせざるをえない状況になっては、元も子もありません。やはり、自分の体調も考えて試合に出場することも大切です。彼女達にとっては、体調の維持管理というのは生活に直接かかわることですから、欠場することをとやかく言うことはできません。