新聞などでは、甲田さんが一躍シンデレラガールのような扱いを受けています。

マスコミのパターンですね。少し良かったら持ち上げておいて・・・。

甲田さんとしては嬉しい初優勝ですが、今後のことを考えると大変でしょう。一発屋、フロック勝ち、などと言われないためには、より一層の努力が必要です。



初優勝したシーズンにどの程度の平均ストロークだったのかを調べてみました。


まず、現在も第一線で活躍してる選手です。

さくらちゃん 2005年 71.9468

藍ちゃん   2004年 70.8537

諸見里さん 2006年 71.8824

上田さん   2007年 70.8268

智恵ちゃん 2008年 73.1900

古閑さん  2003年 72.4000

北田さん  2004年 72.4886

真夕さん  2008年 72.3909

茜っち    2006年 72.8452

藤田さん  2006年 74.1697

三塚さん  2007年 73.1792


藤田さん以外の選手は、皆さん73を少し上回った数字になっています。智恵ちゃんは73.19となっていますが、前年は72.8272でしたからそれなりの実績はあったわけです。



次に2000年以降に初優勝したものの、2勝目をあげていない選手の、初優勝したシーズンの平均ストロークです。

2010  甲田良美さん  74.9355

2009  黄アルムさん  72.5189

      ダーディンさん 72.7362

2008  原ちゃん     71.9211

      若林さん     73.0495

2007  ぺジュヒさん   73.6687

      佐伯さん     72.3261

      キムソヒさん   74.3357

2005  具倫希さん    73.3596

2004  山岸陽子さん   75.2571

      大塚有理子さん 73.4471

2003  鈴木香織さん   73.6104

      竹末裕美さん   72.8690

2002  井上真由美さん  74.3088

      我妻弘津江さん  73.4545  


原ちゃんの71台は飛びぬけているとしても、概ね72から73台となっています。特に73台後半よりも悪い選手は、その後成績を残せていません。


2000年以降に初優勝した選手の中で、甲田さんの平均ストロークは山岸さんに続く悪い数字です。

この辺を今後改善していかないと、一発屋に終わってしまう可能性があります。


その山岸さんも18歳からゴルフを始めて34歳の時に初優勝したのですが、そのシーズンは21戦して予選落ち12回、最高成績は19位でしたから、今回の甲田さんに近い数字です。その年はシード入りしましたが、その後シードを確保した年はありません。


嫌なデータを出してしまいましたが、実は、過去のデータを調べていて、甲田さんに一番近い存在を発見しました。それは竹末さんです。今回優勝争いをした相手です。

昨日の竹末さんのコメントがそれを物語っていますね。


竹末さんは16歳からゴルフを始めていますが本格的に取り組んだのは18歳のようです。甲田さんと同じですね。

それまでのスポーツ経験は、竹末さんがバスケ、甲田さんがソフトです。


竹末さんは北田さんと同期で、2002年にプロテスト合格し、2003年からフル出場しています。

そのシーズン後半のマスターズレディスで優勝したのですが、それまでの戦績は24試合出場して、予選落ち7回、トップテン入り4回でしたから、甲田さんよりは良かったと言えるでしょう。新人としてはまずまずの成績だと思います。

当時21歳。なんとゴルフを始めて2年でプロ入りし、プロ1年目で優勝しているのですから、甲田さんよりもシンデレラガールだったことがわかります。なんと、ジュニア時代から活躍していた北田さんよりも初優勝が早かったのです。

(藤本さん、竹村さんなども初優勝は甲田さんに先を越されましたが、今後の活躍はまた別だということがわかりますね)


その竹末さんがシードを4年連続して失ってしまいました。

いかに、安定して成績を残すことが難しいか、わかります。

竹末さんも甲田さんと同じ27歳。ようやくシード選手として定着してきたところです。それでも、2勝目までが遠いのですね。


新聞を見ていると、甲田さんには明るい未来が待っているように書かれていますが、私には2勝目を挙げることのできる選手になるのは現状では難しいと思います。


チャンスをモノにした運の強さは認めますが、一度のチャンスをモノにしたからといってそれが今後の活躍を保証するものでないことは歴史が証明しています。

平均ストロークは「強さ」とイコールでないことは理解していますが、平均ストロークが上がって来なければチャンスが少ないことは当然のことです。

平均ストロークを向上させるためには、偶然に頼っていてはいけません。まずは、次の試合で結果を残さないといけませんし、今後は結果を残すことが要求されてきます。

そのプレッシャーは、昨日1日のプレッシャーよりもずっと重苦しいものになるでしょう。



さて、リゾートトラストのトップテン予想の結果です。


1  さくらちゃん  -9  7位タイ☆

2  全さん     -3  26位タイ

3  諸見里さん  -7  11位タイ

4  朴インビさん +1  予選落 

5  アンさん    -3  26位タイ 

6  宋ボべさん  -10  3位タイ☆

7  智恵ちゃん  -9  7位タイ☆

8  佐伯さん    -3  26位タイ 

9  馬場さん    +2  予選落

10 キャンベルさん -4  20位タイ


結局トップテンに入ったのは3人だけとなってしまいました。過去の実績や実力が参考にならない試合となってしまったようです。