今週の週刊パーゴルフの記事で興味を持ったことが2つあります。


1つは、スポーツライター二宮清純氏の書いた記事です。

「無事是名馬」という表現により2人のアスリートのことを書いていました。

1人は、野球の衣笠さん、もう一人はさくらちゃんでした。


さくらちゃんが連続予選通過記録を塗り替えることはできなかったが、野球で言うと衣笠さんに匹敵するような選手であると・・・。

また、頭痛により新記録を目前にして無念の棄権となったけれども、長い目で見ればきっとプラスになる・・・というようなことを書いていました。

ゴルフ関係者の記事には、多分にしがらみのようなものが感じられるものが多いのですが、二宮氏はゴルフ専門ではなく、幅広くスポーツの分野を見ていますので、さくらちゃんの記録についても、他のスポーツ選手と比較しながら、素晴らしさを説明しています。

私達ファンとしては、記録が途切れることは非常に辛いものです。


しかし、上田さんが膝の故障に悩んでいると聞くと、毎週毎週、元気な姿を見せてくれる選手には拍手喝さいを送らなければいけませんし、さくらちゃんには感謝しなければいけません。

優勝争いに絡めなかったとして批判をしたくもなるでしょうが、トップテンにいるだけでも十分な活躍をしていると言っても良いでしょう。

ましてや、ゴルフは5試合に1試合優勝できれば超一流選手と言われるスポーツです。

応援する側としても、1試合の成績で一喜一憂してはいけません。



もう1つの記事は、不動さんが優勝した際に受けたインタビューに関するものです。

1年半も優勝から遠ざかっていた不動さんに対して、永久シードも獲りモチベーションも下がったのでは・・・という質問に対して、少しムキになった印象で「それならトーナメントに出ていません。」と言い切ったそうです。


確かに、目標を失ったかのように見えていた不動さんですが、彼女なりに試行錯誤していたのでしょう。30歳を過ぎて、ゴルフに関して初めてできるようになったこともあるなどと言っています。



アニカ選手やオチョア選手の引退に見られるように、自分の道を生きていくためにゴルフをやめるのも1つの生き方です。一方で、もう、やり残したことがないように見えた不動さんが、30歳を過ぎて飛距離を伸ばし、ゴルフの道を極めて行こうとしています。


どちらの道を歩むのかは、それぞれの選手の人生観でもあります。

ただ、さくらちゃんは不動さんを見てきた部分もあると思います。

やり尽くした感のある不動さんでさえ更に上を目指しているということを知って、きっと、さくらちゃんも1回だけの賞金女王に満足しないだろうなぁ、と思いました。



超一流のプロとして長く活躍するためには、故障(大きな)をしないことと、昨日よりもゴルフを上手くなりたいと思う気持ちを持ち続けることだと感じました。