ワールドレディスが終了しました。
優勝は通算9アンダーとしたプレッセルさんでした。ただ一人、4日間ともアンダーパーでラウンドしたのは立派でした。優勝おめでとうございます。
さくらちゃんは通算6アンダーで、3打差の単独2位となりました。
優勝を逃したのは残念ですが、最後までプレッセルさんを追い続け、ヤニさんを振り切ったプレーぶりは、褒めてあげたいくらいです。「残念だけど、少し嬉しい」というのが私の今の率直な感想です。
時間が経てばもっと悔しさが出てくるかも知れませんが、体調が悪い中で、ここまでやってくれたさくらちゃんに感謝したい気持ちです。
ビッグスコアを叩きだした翌日ということで、私は嫌な予感がしていました。さくらちゃんと真夕さんだけが取り残され、順位を落としていくのではないか、と・・・。
土曜日にビッグスコアを叩きだした時点で、首位とは並ぶか、少なくとも1打差で終わって欲しかった、というのが私の昨日時点での素直な感想でした。
結果的に、プレッセルさんにプレッシャーを掛けることができなかったのが、優勝から遠ざかっていた彼女を楽にプレーさせてしまったわけです。
キーとなるのは1番ホールでしょう。3打差が5打差になってしまった時点で、昨日以上のゴルフをしなければ追いつかない、そして、最終日独特の難しいピン位置に対して攻めていかざるを得ない展開になってしまいました。
逆にプレッセルさんは、さくらちゃんの1番に続いて真夕さんが2番でボギーを叩いたことで、自分のリズムで、しかも安全にプレーできる状態となりました。
優勝は逃したものの、さくらちゃんは存在感を見せつけてくれました。特に、15番をボギーとした後の16番からの3連続バーディは、プレッセルさんだけでなく、3位となったヤニさんにも、さくらちゃんの強さを見せつけることができたと思います。
勝負には負けましたが、この終盤の強さは今までのさくちゃんには欠けていた部分だっただけに、私は評価したいと思います。
3位のヤニツェンさんは流石にメジャー2勝の実力を見せてくれました。彼女としては不本意なラウンドだったかも知れませんが、世界でプレーする選手の凄味をテレビで味わいました。
真夕さんは最終日、自分のゴルフができなかったようですが、このメンバーの中で最後の最後まで優勝を争うには、こういう場面でのキャリアが不足していたのでしょう。こういう経験を積んでもっと強くなる選手だと思います。
初日午前スタートという有利さはありましたが、トップテン入りしたことは評価すべきでしょう。
さくらちゃん、中田さん、真夕さんの3人がトップテン入りして、日本ツアーの意地と日本人選手としての意地を見せてくれました。
藍ちゃんは真夕さんと同じ通算イーブンの6位タイでした。
この4日間で何回チップインしたのでしょうか。パットと小技で勝負する彼女の持ち味は活かせたと思いますが、彼女がバーディを獲れたのはチップインしたホールを除くとサービスホールが大半でした。彼女が優勝争いをするには、コースが難しすぎたと言うべきでしょう。
それにしても、しっかりと上位に入ってくるところが、今の好調さを裏付けるものでしょう。今後はアメリカに戻るそうですが、彼女のゴルフに合う試合もあるでしょうから、ぜひアメリカ本土で優勝して欲しいものです。
最終日ベストスコアは68でした。全さんと朴さんがマークしたものです。朴さんは昨日の2打罰がなければトップテン入りしてましたね。この2人は、当分の間、日本人選手にとっては厄介な存在となるのでしょう。
トップテン予想した10人の成績を見ておきます。
1 朴さん +3 15位タイ
2 さくらちゃん -6 2位
3 諸見里さん +5 18位タイ
4 上田さん +2 12位タイ
5 アンさん +8 28位タイ
6 全さん +1 9位タイ
7 智恵ちゃん +9 予選落
特 ヤニさん -4 3位
特 ソヒキョンさん +7 26位タイ
特 プレッセルさん -9 1位
1位、2位、3位は10人の中から入りましたが、トップテン入りは4人に終わりました。やはり、普段出場しない選手が出る大会の予想は難しいですね。
さて、2位に入ったさくらちゃんは、167試合目にして生涯獲得賞金を6憶円としました。これまでの不動さんの記録を抜くスピード記録、最年少記録となりました。昔とは賞金額も異なり、同じ尺度で測るものではありませんが、こういうことが次の試合へのモチベーションに繋がっていけばよいと思います。
今シーズンの平均ストロークが2位、賞金獲得額が5位となりました。
まだ優勝していませんが、目先の優勝にこだわるのではなく、今大会で見せたように、さくらちゃんは自分のゴルフに徹することが大切です。優勝は後からついてくるでしょう。
その前に、しっかりと休養を取って欲しいと思います。体調が悪い中での4日間の激戦でした。
疲れを翌週に残さないためには、今週はいつも通りの月曜休養だけでなく、火曜日も休養を取るべきだと思います。
これ位のレベルの選手になれば、休養を取るのも練習のうちです。周囲の声に惑わされず、しっかりと休んで来週以降に備えて欲しいと思います。