HSBC女子は、藍ちゃんが最終日にスコアを3つ伸ばし、10アンダーで開幕2連勝を飾りました。

おめでとうございます。

やはり藍ちゃんは強運を持って生まれたなぁ、と感じます。運で勝てたという意味ではなく、シーズン途中の2連勝ではなく、開幕2連勝という44年ぶりの記録付きの優勝というのが「彼女らしい」ところです。44年ぶりというと凄い記録のように思いますが、要は1年通してどれだけ活躍できるか・・・。藍ちゃんもそう思っている筈です。ただ、マスコミはこういうネタが好きですから、大騒ぎしてくれるのでしょうね。

また、最終日最終組が、インクスター選手と上田選手との組み合わせとなり、2人揃って崩れていったことも幸いしました。


その上田さんは、最終日に1オーバーとし、結局トップと6打差の15位タイに終わりました。結果だけを見れば6打差ですが、途中までは優勝するかという勢いでした。14番のボギーは藍ちゃんもお付き合いしていますから、15番のダブルボギーがもったいなかったですね。この辺でズルズルといくのか、気持を切り換えることができるのか、という点が藍ちゃんと上田さんの差だと思います。「駄目なら・・・日本で」という気持ちでアメリカツアーを戦うという考えでは駄目でしょうね。


さくらちゃんは、最終日2アンダーとして、トータル5アンダーの9位タイ、とトップテン入りを果たしました。順位、スコアともに、さくらちゃんは満足しているのかも知れませんが、17、18番の連続ボギーがもったいなかったですね。結局、藍ちゃんとは5打差だったのですが、一時はかなり迫ったわけですから、最後の詰めが足らなかったということでしょう。この辺を上手くまとめていくことができれば十分海外のメジャーでも戦っていけると思います。欲の無さが優勝に届かない原因でもあります。自信は付いたでしょうから、あとは「勝つ」という気持ちでしょうね。

調整中、70%の出来で、この難コースを5アンダーで回ったことで、日本の賞金女王さくらちゃんの実力を世界に見せつけることができたと思います。日本人選手でメジャーを争う力があるのは藍ちゃんだけでなく、さくらちゃんという存在がいるのだということをアピールできたと思います。

ただ、さくらちゃんはアメリカツアー初のトップテン入りだというのに、藍ちゃんの話題でかき消されてしまうのですね。


美香さんは最終日2アンダーで回り、通算3アンダーの19位タイとなりました。彼女も難コースでのアンダーパーというスコアに少し自信を付けたと思います。今年もシードを確保できるように頑張って欲しいと思います。


智恵ちゃんは通算2オーバー、諸見里さんは通算4オーバーとなりました。

諸見里さんは、先週に引き続き藍ちゃんとは大差を付けられました。いくら調整中とは言え、さくらちゃんが結果を残しているだけに、不甲斐ないと感じているでしょう。昨年の実績から自信を付けて来年には海外挑戦をしようと思っていたようですから、この2戦の結果で、アメリカツアーでは通用しないのではないか、と感じているかも知れません。彼女としては来週の国内開幕戦で成績を残さないと、昨年の勢いを消してしまうことになるかもしれません。


アメリカツアーは2戦を消化しました。藍ちゃんが絶好のスタートを切りました。このまま勝ち続けることはありませんが、今年の藍ちゃんは最優秀選手を獲得することが夢ではなく現実のものになる可能性が十分ありそうです。申ジエさんは調子を上げてくると思いますが、オチョア選手はまだまだでしょうか。

アメリカツアーの層が少し薄くなったような気がしますから、藍ちゃんの活躍だけでなく、さくらちゃんのメジャー優勝も遠い夢ではなくなってきたように思います。


日本人選手のスコア詳細を見てみましょう。

藍ちゃん   1イーグル、18バーディ、10ボギー

さくらちゃん 16バーディ、9ボギー、1ダブルボギー

上田さん   1イーグル、19バーディ、13ボギー、2ダブルボギー

智恵ちゃん  12バーディ、12ボギー、1ダブルボギー

諸見里さん  11バーディ、12ボギー、1トリプルボギー


藍ちゃんはイーグルもありラッキーを活かしましたが、それはボギーが少ないからできたことです。上田さんはバーディ数で藍ちゃんを上回りながら、ボギーが多すぎましたね。

さくらちゃんはボギーが少ない点では良かったですが、出だしのダボが痛かったです。

智恵ちゃん、諸見里さんはほとんど同じ数字になりましたが、智恵ちゃんは簡単とされる16番でバーディなしのボギー1つというのが厳しかったですね。



来週からは国内ツアーが開幕します。

皆さん、シンガポールの結果は結果として、来週からは気を引き締めてツアーに臨んで欲しいと思います。