バンクーバー五輪も雪不足と言われながらも、順調に日程をこなしているようです。


スピードスケートでメダルは獲得しましたが、私の期待する種目はことごとく不完全燃焼に終わっています。

女子ショートトラック3000mリレーでは完璧に力不足を露呈し、女子スノーボードクロスでは藤森選手が出場を断念してしまいました。


そんな中、女子カーリングでは、緒戦のアメリカ戦で勝利し、カナダ戦は接戦を落としたものの、決勝進出に向けてまずまずの戦いをしています。まだまだ先は長いですが、前回トリノ以上の成績は残してくれると思います。

メダルの可能性もありますが、あえて黙っておきましょう。


男子フィギュアスケートも日本勢のメダルチャンスとなりました。

日本選手の中で一番注目されるのは、ショートで3位の高橋選手です。しかし、高橋選手は足の故障以来、フリーでは今一つスタミナ不足のような気がします。しかも、3位という順位は、どうしても守りに入ってしまいます。元々精神力の強いタイプではないだけに、フリーで実力以上の演技をすることができるのか注目です。

一方の織田選手は、首位と6点差の4位に付けました。メダルを狙うには攻める必要があります。初出場だけに、軽い気持ちで自分のベストを心掛けていけば、メダルのチャンスがふくらんできます。しかも、フリーのチャップリンは、海外で受けそうな気がします。

いずれにしても失敗のない演技が求められますが、このままの1~3位では終わらないと思います。



注目の国母選手が出場したスノーボード男子ハーフパイプですが、残念ながら国母選手8位、青野選手9位という結果でした。

青野選手は予選のスコアを決勝で出していれば銅メダルでしたし、国母選手も予選の成績を少し上回ればメダルに手が届いていました。やはり、五輪の決勝は独特な雰囲気があるのでしょうか。


ところで、服装問題で物議を醸した国母選手。

賛否両論ありますが、気になったことは、比較的若い人が否定的だということです。

正直言って、良い傾向ではないですね。年配の人が否定的で、同年代の人が肯定的な方が健全な気がするのです。

国母選手は21才ですね。五輪に選ばれ、しかも成人なのだから、それなりの意識を持つのは当然だ、という意見は本当に正しい意見だとは思いますが、彼を否定する若者達は、そんなに品行方正なのか、と問いたくなるのです。

日頃、多くの若い人たちの行動を見ていると、国母選手を否定する資格のない人が沢山います。

国母選手を否定している若者は単に他人に厳しく、自分には甘いのじゃないか、と言いたくもなるのです。だから、この雰囲気は健全でないと思うわけです。

今回の騒動は、国母選手よりも、その周囲、選手を監督する立場の人に責任があったと思うのは、私がおじさんだからなのでしょうか。


とにかく、メダルを獲得して欲しかったですね。

それは、彼のためではなく、マスコミの対応を見てみたかったからです。現在のマスコミは「正義のために悪を叩く」のではなく、「勝者のために弱者を叩く」図式になっているように感じます。

きっとメダルを獲った国母選手には、掌を返したような扱いをしたでしょう。マスコミとはそんなものだ、ということを再確認するチャンスでした。国母選手は、叩かれっ放しで終わるのでしょうね。




スノーボードという競技はヒップホップ系で、ストイックに競技のために節制するというスポーツではありません。

ゴルフが紳士のスポーツであるのとは逆のスポーツだと思います。


仮に、ゴルフで、国母選手のような態度を取るプロゴルファーがいれば、どうなるでしょう。

袋叩きにあうのでしょうか。


いや、国母選手のようなプロゴルファーは出現しないでしょう。

なぜなら、ゴルフとスノーボードは文化が違うからです。