最年少△△。

△△には、ありとあらゆる言葉がはいります。スポーツだけではありません。囲碁や将棋でもこの言葉はマスコミにとっては非常に魅力的なようです。


「まだ若いのによくやっている」ということなのでしょうが・・・・。


逆に、最年長△△というのも、マスコミは好きなようです。


年齢というのは比較しやすいものなので、簡単に比較・評価できるので、マスコミとしては楽なのでしょう。


石川遼君は最年少賞金王を獲得しました。これは1年間通して活躍した結果ですから、立派なことだと思います。そして、彼は、今年は海外でも一定の成果を求めようとしていますし、また、マスコミも大きな期待をしているようです。

今回出場したアメリカツアー、ノーザン・トラスト・オープンでは32位タイに終わりました。

32位という成績を見て、「単に予選通過しただけじゃないか」という批判的な意見もあるでしょうが、私はこの順位だけで評価をするつもりはありません。

理由は、たった1試合だけ見て判断できないからです。彼が、どういう目的でこの試合に臨んだのか、本音の部分が不明だからです。シーズンが始まったばかりですから、まだ技術的に調整中の部分もあるでしょう。

特に、若い遼君は、まだまだ習得すべき技術が沢山あるでしょうから、この時期に仕上がっているとは思えないのです。

「良かった」とも「悪かった」とも評価はできない、というのが私の今の考えです。

今年1年、遼君がアメリカツアーに挑戦した試合で、どのような結果を残すのかが問題なのです。

いつも言うように、一喜一憂しないということです。


15位に入った今田選手の評価も同じです。調子は良さそうですが、これから長いシーズンで、どれだけの成績を残せるのか、まだまだわかりませんが、頑張ってほしいと思います。



冬季オリンピックも今週末には開幕です。

一部の選手にマスコミの目が集中しているようです。いつものことですが、このような状態で成果を挙げた例が少ないように思います。

どうか、選手の皆さんは、マスコミの動きに惑わされず、前評判や知名度など関係なく、自分の実力を発揮することに集中して欲しいものです。