昨日に引き続き、昨シーズンに予想した各選手の勝利数について反省or言い訳をしたいと思います。


まず、3勝を予想しながら1勝に終わった三塚さん。

彼女についても、全英女子以降の故障&不調により、後半戦で1勝もできずにシーズンを終えてしまいました。

優勝したのは開幕戦だけ、野球で言うところの「スミイチ」という状態でした。

平均ストロークも前年より改善はしたものの、順位は4位から8位に下がったわけですから、結果的に1勝というのは仕方がないところです。しかし、勝負強さがあればもう1~2勝は上積みできたはずですから、今シーズンは、リカバリー率の向上、特に短いパットで見られる精神面での強化が課題となるでしょう。

昨日書いた真夕さんと同じく大型選手なので、とうしても期待感が強くなってしまいますが、アメリカ挑戦も失敗したので、発奮してくれと面白い存在になるのですが・・・・。


全さんの2勝予想は、正直少ない目に予想したものです。3~4勝して当然の実力がありますので、4勝という結果は本来的中させるべき数字だったと反省しています。

平均ストロークから見ると、さくらちゃんの6勝と比較して全さんの4勝は物足りない数字です。これは、彼女が強さを発揮した試合ではとてつもなく強いのに対して、接戦での脆さがあったからでしょう。

平均ストロークで差のある諸見里さんが6勝しているのですから、全さんは勝負強さに欠けていたように感じます。

今シーズンは、QT上位の韓国人選手も加わり、層が厚くなるだけに独走になる試合は少なくなるのではないかと思いますので、接戦をモノにできるかどうかが鍵となりそうです。


2勝予想で1勝に終わった李知姫さんは、試合数が25と少なかったですね。一昨年土壇場で賞金女王を逃した悔しさをバネにするだろうと考えていただけに、消化不良に終わったシーズンでした。

しかし、平均ストロークは4位、出場試合の6割にあたる15試合でトップテン入りしているのですから、1勝で終わるような数字ではありません。淡白に感じたのは私だけでしょうか。勝ちたい気持ちが薄いような気がしました。


2勝予想で未勝利に終わった原ちゃん。

何かと智恵ちゃんと比較して考えてしまいますが、ともに一昨年初優勝したのですが、その後の成績を見て、原ちゃんの方が上だと考えた人は多かったのではないでしょうか。

平均ストロークも10位から37位に大きく下げてしまいました。3割以上の試合で予選落ちしたのですが、前半戦はまずまずの成績を残しています。

智恵ちゃんがクリスタルガイザ―で2勝目を挙げてから、原ちゃんの成績が落ちて行ったのは、偶然なのかどうなのか。春先に1勝していれば結果は違っていたようにも思えます。

技術的には、パーオン率の低さが気になります。ドライバーの曲がりと、それによるパーオン逃しがスコアを崩した原因でしょう。

今年、原ちゃんがブレイクするかどうかは、精神的な立て直し、居直りができているかどうかでしょう。


1勝はすると予想した茜っち。後半は盛り返してくれましたが、前半から中盤戦までは良いところがありませんでした。スイングに迷いがあったようです。また、平均パット数もかなり悪かったです。

成績にムラのある一発屋タイプの選手ですが、ホームラン無しで終わってしまいました。平均ストローク、獲得賞金ともに、こんなものでしょうが、1年に1度は優勝シーンを見てみたいものです。


昨シーズン、初優勝すると予想した選手はリエスドさんただ一人でした。見事に裏切られました。

一昨年の賞金ランク18位が、一気に64位に下がりました。半分以上の試合で予選落ちを繰り返したのですが、何があったのでしょうか。トップテン入りもわずか1試合でした。

QTでは上位に入りましたので、ほとんどの試合に出場するのでしょうが、不調の原因がはっきりしていないだけに、今シーズンも予測不能です。


それぞれ1勝を挙げた斉藤さん、ダーディンさん、キャンベルさん。トップテン入りした試合数も少ないですから、少ないチャンスを上手く掴んだ結果の優勝でした。毎年、意外な選手が優勝するものですが、昨年はこの3選手だったということです。

ゴルフというスポーツの面白いところですね。



今シーズンの予想をする前に、3回にわたって、昨シーズンの予想と結果を回顧してきました。

今シーズンの予想は2月15日以降におこないたいと思います。もうしばらくお待ちください。