1月20日、ここで「女子ゴルファーと年齢」という記事を書きました。

30歳を過ぎてからプロゴルファー目指している人がいる一方で、30歳になれば引退したいと言っている人もいます。


「30歳で引退」というのは、何か根拠があるのか?というと、根拠は希薄だと言わざるをえません。

プロゴルファー引退というよりは、トーナメントでの戦いからの撤退、というべきなのでしょうが、その契機となるのは、①結婚や出産といった「おめでた」か、②体力の限界(シード入りなど一定の成績を残すことができなくなった)で引退に「追い込まれた」というのが相場でしょう。

「30歳までに引退する」というのは、このどちらにもあてはまらないパターンです。


30歳で引退したいと言っている古閑さんも今年夏には28歳になります。30歳は目の前に迫ってきました。彼女が今後2~3年で限界を迎えるとも思えませんので、30歳までに結婚や出産ということがなければ、引退せずにゴルフを続けるだろうと思っています。


しかし、さくらちゃんについては、本当に30歳で引退してしまうかも知れないと思っています。彼女なりの美学というのがあるように感じるのです。



実は、今日、この記事を書いたのは、意味があるのです。

ゴルフファンの皆さんには馴染みのない話で恐縮ですが、今月、1人のアーティストが引退しました。

ネギックのルームで紹介している「好きなアーティスト」三枝夕夏さんのことです。現在29歳。

コナンのテーマソングを担当したこともあるので、中にはご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、一応、トップテン入りした経験もある歌手です。

アーティストの中では一番の美人だと思っているので、引退は残念なのですが、本人の希望だとすれば仕方がありません。

美貌というのは年齢を重ねることで確実に衰えていくものです。美人であるだけに年齢とともにCDセールスも落ちてきたのは事実です。彼女なりに限界を感じたのかもしれませんが、引退しなくても細々と歌い続けているアーティストは沢山います。若くて美しい姿だけをファンの目に焼き付けるという選択だったのかも知れません。



歌手と違って、ゴルフは年齢を重ねても必ず衰えるわけではありません。ましてや「美人」を売りにしているわけではありません。

さくらちゃんが言う30歳引退には何が隠されているのか、現時点では解りません。

アニカに触発されたのかも知れませんが、彼女は30歳で引退したわけではありません。

1人の女性として、ゴルフだけで良いのか?という疑問もあるでしょう。あるいは、年齢を重ねて落ち目になっていく姿をファンに見せたくないという思いがあるのかも知れません。


結婚・出産でもなく、そして、30歳時点でも賞金女王を争うだけの実力を持っていながら引退する国内女子プロゴルファー第1号がさくらちゃんになるのでしょうか。

もし、その時が来たら・・・・、彼女が自分の決めた新たな目標に向かって突き進んでいくのであれば・・・・、転身を応援してあげたいと思います。