今年の賞金ランク5位までの選手は全て20歳代でしたが、今年が初めてではありません。

2006年、2007年、と上位5人は全員20歳代でした。

今では30歳を越えた李知姫さんや大山さんも、当時は20歳代でした。

5人の平均年齢が一番若かったのは、今年ではなく、2007年です。

ランクが確定した日時点での平均年齢は、今年が24だったのに対して、2007年は23.4でした。


「今年は若手選手が活躍した」というのが一般的な評価でしょうが、正しくは「今年も若手選手が活躍した」と言うべきなのでしょう。

さくらちゃんを中心とする世代、つまり1980年代中頃から後半にかけて生まれた選手達の争いだったわけです。


1987年に岡本綾子さんがアメリカで賞金女王を獲得し、日本人ゴルファーが世界で十分通用することを知ったのは、この年でした。

そして、後を追うように、小林浩美さんが1990年に渡米し、海外で5勝を挙げています。


この頃に子供だった世代が、現在の女子ゴルフ界をリードしているようです。

当時、バブル景気もあり、ゴルフは第2次ブームと言われていました。ゴルフ好きの父親が娘をプロゴルファーにしようと考えたのは当然の成り行きだったのでしょうか。


これだけ、さくらちゃんと同世代のゴルファーの層が厚くなると、上の世代からの巻き返しも難しくなります。

2008年の賞金ランクには福嶋さんと不動さんの2名が30歳以上の選手として名を連ねましたが、福嶋さんについては大健闘という言葉がぴったりのように感じます。不動さんは、それこそ不動の女王とも言われた選手ですが、一度女王を明け渡してからは目標を失ったようなプレースタイルになってしまいました。


平均ストロークを見ても、李知姫さん以外の上位選手は20歳代です。

今後は、この傾向がしばらくは継続するのでしょう。

服部真夕さんまでは、見えるのですが・・・・・。


下の世代が、この世代を脅かすほど成長していないようです。

20歳までの選手で突き抜けるものを感じなかった1年でした。

藍ちゃんとさくらちゃんは、10年に1人と言われるほどの存在だと思いますから、1年目から賞金ランク5位以内に入る選手は暫く出てこないでしょうが、その片鱗を見せてくれる選手もいませんでした。


来年1月に20歳の誕生日を迎える森田理香子さんが一番近いところにいると思います。1年目は何かと慣れないこともあったでしょうが、シードを獲得したことが自信にもつながり、2年目の飛躍が期待できそうです。早く1勝が欲しいでしょう。


古閑さんは実質1年目はランク88位でしたが、2年目に2勝して3位に躍進しました。当時21歳でした。

北田さんも実質1年目はランク35位でしたが、2年目に3勝して3位に躍進しました。当時22歳でした。

上田さん、三塚さん、智恵ちゃんも1年目から大活躍したわけではありませんでした。

プロ入り2~3年目が勝負の年と言えるでしょう。


2010年、どんな新星が出現してくるのか、楽しみです。