先日、ステップアップツアー開催数の減少について、ここで提案をさせていただきました。
bunkataisiさんとザワヒリさんから賛同のコメントを頂きました。有難うございます。
また、「でん」さんのブログでも紹介していただきました。
「でん」さんによると、ステップアップツアーの賞金総額は1500万円だけども、諸経費を含めると3千万円ほど掛かるとのことです。
不況の真っただ中、従業員のカットをしなければならないような時代に、そんな無駄なお金を・・・ということなのでしょうが、1つの企業で主催できないものならば、それを補うために協会が知恵を絞るしかありません。
①複数企業による共同開催というのが一番近道だと思います。
②協会が一般ゴルフファンからの募金を受け付けて、その資金を開催資金に回す方法、について先日提案しました。
募金だけで3千万円以上の資金が集まるかどうかはわかりませんが、企業開催のツアーに募金分を補填することも可能だと思います。
協会がどのように規定しているかわかりませんので、簡単なことではないのでしょう。
しかし、協会も今のまま、ステップアップツアーの減少傾向を、指をくわえて見ているわけにはいかないでしょう。
正直、ステップアップツアーには、選手育成という名目はあるものの、協会にとって利益を生み出すものではありません。多くのステップアップツアーは、観戦料が無料で設定されていますし、また、選手関係者以外に多くのギャラリーが入場することは考えられません。
ファンの中には、「魅力のないツアーにお金をかける必要なんかない」と考える人もいるでしょうし、「人気の選手、贔屓の選手だけを見たい」としてステップアップツアーに興味はないという人もいるでしょう。
でも、思い出して下さい。さくらちゃんのデビューした2004年を・・・。
さくらちゃんはプロ入り3戦でほぼシードを掌中にしていましたが、確実ではありませんでした。ステップアップの「穴吹工務店」で優勝したことで、その後4試合出場でき、結果的に賞金ランク27位になりました。
大塚家具で2位、伊藤園で失格となった、あの思い出も、ステップアップツアーのおかげです。
茜っちも、青山さんも、宅島さんもステップアップツアーで自信を付けて、レギュラーツアーでシード選手になったのです。青山さんなど、3回も優勝しています。
今年も、木戸さん、甲田さん、中村香織さんが優勝しました。まだまだ彼女達はレギュラーツアーでバリバリやれるレベルではありませんが、近い将来、シード選手に成長している可能性はあると思います。
ステップアップツアーが、多くのゴルフファンから見て、魅力あるものとは言えませんが、少なくなるということは、チャンスをつぶされる有望選手がいるということです。
目の前のサイン収集や、贔屓選手の追っかけを中心にしているファンにとってはどうでも良いことかも知れませんが、選手の実力や人気の底上げを図らないと、いずれ女子ゴルフの人気も衰退するでしょう。
その時になって、「テレビ中継がない」、贔屓選手が優勝したのに新聞に写真が載っていない」などとボヤいても遅いのです。
やはり、女子ゴルフ人気はファンが支えているのですから、私たちに出来ることがあれば、できるだけ協力したいと思っています。
ステップアップ開催のために1口1000円の募金を集め、5口で希望するトーナメントの無料観戦チケット、10口で希望する選手のサインやグッズがもらえるのなら、喜んで募金しますよ。
協会さん、是非、検討してくださいネッ・・・・・・・。