「上手い」と「強い」は違うという意見が多いと思います。

「上手い」を表す数字といえば、ゴルフでは平均ストロークだと思います。

「強い」を表す数字は、賞金女王というよりも優勝回数だと思います。

そういう意味で、今年のさくらちゃんは「上手い」と「強い」を兼ね備えた、『賞金女王』だったわけです。


では、今年「一番上手くなった女子プロゴルファー」は誰でしょうか?

テレビの放送で、解説者が話している内容を聴いていると、諸見里さん、智恵ちゃん、といったところが本命となりそうです。


そこで、去年と今年の平均ストロークを比較してみました。この1年で一番平均ストロークを縮めた選手が一番上手くなったということになるはずです。

ただ、去年77だったのが今年75になったと言われても・・・。確かに上手くなったのでしょうが、もう少し努力して下さい、という意味で平均ストローク順位25位程度までに絞ってみました。


まず、今年の平均ストロークの1位から順に今年の数値と去年の数値を並べてみました。


1  さくらちゃん 70.9247→ 70.4279

2  全さん    71.9111→ 70.6400

3  智恵ちゃん 73.1900→ 70.7463

4  李さん    70.8824→ 70.9333

5  諸見里さん 72.0303→ 71.0531

6  古閑さん   71.6832→ 71.1803

7  宋さん    71.5949→ 71.2714

8  三塚さん   71.5833→ 71.3735

9  不動さん   71.7647→ 71.6563

10 馬場さん   72.9355→ 71.7340


上位10人のうち、昨年よりも平均ストロークを落としたのは李さん1人でした。

李さんは昨年1位でしたので、今年も伸ばすことは難しかったのかもしれません。


この10人を平均ストロークを縮めた幅の大きい順に並べてみました。

1 智恵ちゃん  2.4437

2 全さん     1.2711 

3 馬場さん    1.2015

4 諸見里さん  0.9772 

5 古閑さん    0.5029 

6 さくらちゃん  0.4968

7 宋さん     0.3235

8 三塚さん    0.2098 

9 不動さん    0.1084 


やはり、智恵ちゃんが一番大きく平均ストロークを縮めたことがわかります。

このブログでは「一番上手くなった人」として、智恵ちゃんを表彰したいと思います。


平均ストロークは、良くなれば良くなるほど、縮めていくことは難しいものですから、全さんも素晴らしいと言えるでしょうし、昨年の平均ストローク2位だったさくらちゃんが更に0.5近くも縮めているのですから、さくらちゃんは凄いと言えるでしょう。


意外なのは、古閑さんです。昨年と比較すると0.5縮めているのに未勝利に終わりました。彼女は今年ダメだったのではなく、去年上手く勝ちすぎたのかも知れません。でも、まだまだ彼女のゴルフは進化しているのでしょうね。


ところで、昨年の平均ストローク10位以内から落ちてしまった選手は大山さん、福嶋さん、原ちゃんです。

大山さんは海外挑戦の末、故障しましたので、仕方がない結果です。

福嶋さんも、年齢的には厳しくなってきています。

原ちゃんは、なんと去年の10位から37位に後退しました。平均ストロークも1.2311落としています。

春先にはそれなりの順位を残していましたのでその貯金を活かして、何とかリコーカップに出場できましたが、来年の巻き返しに期待したいですね。


さて、来シーズンは、誰が「一番上手くなる」のでしょうか?

服部真夕さん、原ちゃん、森田さんの3人に期待したいと思います。


そして、来年こそは、さくらちゃんに国内最高記録を塗り替えてもらいたいですね。

不動さんの持つ記録70.2727にはあと0.1552です。

年間100ラウンドとすると16打縮めれば良いわけです。2試合で1打です。

簡単そうには見えますが、この辺に来るとかなりハードルが高く感じてきます。しかし、世界に通用するゴルファーとして認められるには超えなくてはならない数字です。来年はこの数字を、そして国内発となる60台の数字を期待しています。