石川遼君と横峯さくらちゃん。
なかなか新鮮な組み合わせが今年の国内ゴルフツアーの顔となりました。
賞金額や平均ストローク等の数字について、男子と女子のツアーを比較するのは意味がないと思うのですが、1つだけ気になったことがあります。それは、年間通してどの程度の成績を残したのか?いうものです。
賞金王の遼君
優勝 4 (17.4%)
2位 2 (8.7%)
3位 1 (4.3%)
4~5位 1 (4.3%)
6~10位 2 (8.7%)
11~20位 5 (21.7%)
21位以下 6 (26.1%)
予選落ち 2 (8.7%)
賞金女王のさくらちゃん
優勝 6 (18.2%)
2位 4 (12.1%)
3位 3 (9.1%)
4~5位 3 (9.1%)
6~10位 6 (18.2%)
11~20位 6 (18.2%)
21位以下 5 (15.2%)
予選落ち 0
23試合と33試合の違いがありますから、優勝回数が4対6というのは互角と考えて良いでしょう。
優勝争いに絡んだと思われるトップ5以内の回数は、8対16です。試合数の差を考えると、遼君は3試合ほど少ないことになります。
トップテン回数も、10対22ですから、遼君は5試合ほど少ないことになります。
遼君は国民的スターと言ってもよいくらいの扱いを受けていますから、どんな順位であってもテレビでは中心的な扱いを受け、露出はかなり高いものとなっていますが、優勝に絡むのは3試合に1試合、上位に顔を出しているのも半分以下ということになっています。
一方のさくらちゃんは、約半分の試合で優勝に絡み、上位に顔を出す確率は3試合に2試合ということになります。やはり、遼君の活躍と比較しても、さくらちゃんの安定感は素晴らしいものがあります。本来なら、スポンサーとしては、さくらちゃんの方がおいしい存在になる筈なのですが、そこは遼君、桁の違う存在感というところでしょうか。
人気の面では、遼君には逆立ちをしても勝てない状態ですね。
さくらちゃんは、どうしても2番手イメージが強いので、マスコミもそのような扱いをしています。
マスコミは、藍ちゃん>古閑さん>上田さん>さくらちゃん
というイメージを持っているようです。先日の日韓戦での扱いもこの順だったように感じます。
本当に人気はこの順番なのでしょうか?
マスコミの持つ先入観とはこの程度のものです。
マスコミと言えば、「赤ちゃんの名前ランキング」が発表されました。
気になったのは、順位そのものではなく、それぞれの名前がランクインした理由です。
例えば、「榮倉奈々や、今年紅白初出場の歌手水樹奈々の影響もあってか、奈々が130位から67位にジャンプアップ」とか「賞金王となった石川選手の遼が48位から41位」と書かれているのに対して、
厳しい冬を乗り越え春に美しい花を咲かす「さくら」が2位となったのは、「100年に1度と言われる不況など、さまざまな困難に立ち向かって乗り越える・・・」ということが理由らしいのです。
どう思いますか?
「遼」が石川遼君からあやかったというのは頷けますが、「奈々」はそうなのでしょうか?
そして、「さくら」は?
さくらちゃんが賞金女王になるほどの活躍をしたことで「さくら」という名前をつけた親も結構いるのではないか、と思います。
親がその名前を付ける時の理由はそれぞれです。横峯さくらちゃんにあやかって「さくら」とした人が圧倒的多数とは思いませんが、ここに書かれた理由で「さくら」と名付けた親よりは多いと思いますよ。
それらしく理屈を並べていますが、全く真実に迫っていない。これが現実だと思います。