日韓対抗戦が終了しました。


しかし、今日のテレビ中継は酷かったですね。テレビで放映することの意味をわかっていない人なのか、女子ゴルフツアーについて関心のない人が制作責任者なのでしょうか。

日韓対抗というのはどのような競技であっても、一番燃える試合ですし、ファンも一番燃えるものです。

しかし、この試合では選手も燃えていないし、ファンも燃えない、そして放送するテレビ局も適当に時間をつぶしているようにしか見えません。このような試合中継しかできないのなら、放送局を変えれば良いのです。


結局、人気のある藍ちゃんと、バラエティ番組出演でテレビ局なりに人気があると思いこんでいる古閑さんを中心に放送すれば視聴者が満足すると思っているのでしょう。

確かに、古閑さんのところで日本チームの敗戦は決まったけれど、それは結果であって、その流れを重視する必要なんか全くありません。私たちは1人でも多くの選手のプレーを見たいのです。今回は国別対抗戦であって、いつものトーナメントと違いますから、全選手について丁寧に解説してもらいたいと思っています。

日韓対抗戦にチャンネルを合わせた視聴者が何を求めているのか、テレビ局はもっと勉強すべきだと思います。


さて、結果は韓国チームの勝利に終わりました。

この結果を見て、「韓国の方がレベルが高い」という結論を導き出す人も多いのでしょう。

しかし、たった1試合、しかも2日間だけの勝敗だけで、そんな短絡的な結論は出せません。


まず、日本チームと韓国チームに参加した選手の「本気度」はどうだったのでしょうか。

1日目のテレビ中継を見ていて、日本チームの複数の選手がミスショットの後に笑っていました。それ以外の選手にしても、とても先週までのトーナメントと同じような気持ちでプレーした人はいなかったのではないでしょうか。

対して、韓国チームは日本チームに負けたくないという気持ちが強かったように思います。それは心の中を覗かなくても、顔の表情を見ればわかります。

今回の差は実力やレベルの問題ではなく、「気持ち」の問題でしょう。



試合後、李知姫さんが胴上げで落下してしまい、救急車で運ばれたそうです。レントゲン検査とMRIにより、幸いにも大したことはないと診断されたとのことですが、胴上げによる悲劇は何度も繰り返されています。

2mほどの高さから、無防備な態勢で地面に落とされたらどうなるか・・・もっと、危険性を認識して欲しいですね。半身不随になった例もあると聞いたことがありますし、本当に危険な行為です。

生命、身体、選手生命、収入、いずれかを失う危険性のある行為です。現役スポーツ選手は、身体が資本ですから、そこまでの危険を冒して胴上げをする必要はないでしょう。


今年、諸見里さんも優勝した際に胴上げされてました。○○アカデミーはよくやるようです。選手を祝福するだけなら、このようなことをする必要はありません。多分、ライバル選手に嫌な思いを見せつけるための行為でしょう。

ライバル選手でなく、胴上げされている本人が嫌な思いをすることになる危険性を認識していないとすれば、「危機管理」ができていない団体であり、責任者であるということでしょう。