さくらちゃんが公式ブログを更新しています。
その中で、「本当にラッキーでした」「奇跡ってあるんだなって思いました」とありました。
ラッキー、奇跡、・・・これまでのさくらちゃんには縁遠い言葉です。
海外メジャーに挑戦した時も、必ずと言っても良いくらい、気象条件の悪い方に回ったり、ロングホールで2オン・・・と思ったショットがグリーン手前のバンカーならしに当たって、ボールが止まってしまった。というシーンを思い出します。また、木に当たってフェアウェーに跳ね返るシーンよりも、木の枝に引っかかって落ちてこないシーンの方が多いような気がします。
さくらちゃんは、そんな状況でも好成績を挙げてきましたし、海外メジャーでも日本人トップの成績だったことも数多くありました。
今回のリコーカップでは、チップインが多く見られました。それは諸見里さん、智恵ちゃんにもありました。神様が平等にチャンスを与えてくれたのだと思っています。
そして、最終日、14番と15番で、さくらちゃんに大きなプレゼント。ラッキーショットでもあるし、奇跡とも言えます。神懸かっていたとも言えるでしょう。
昨年の古閑さんも奇跡を起こしました。古閑さん自身が素晴らしいゴルフをした結果、奇跡を呼びました。
しかし、私は何かすっきりとしませんでした。それは、直接のライバルとなる李さんとさくらちゃんの不振、そして全さんと不動さんの信じられないようなミスに助けられた面があったからです。
それに比べると、今年は、最後までライバルの諸見里さんが良いゴルフを続けてくれました。もちろん、ミスはありました。茜っちにもミスがありましたし、真夕さんのパットは悉く外れていました。しかし、他人のミスに助けられたというよりも、さくらちゃんが自分自身でラッキーを掴み取った結果です。
その点では、胸を張っても良いですよ・・・さくらちゃん。
日韓戦にのぞむさくらちゃんは、「楽しみたい」と言っています。申さんとの日米賞金女王決戦が組まれるのでしょうか。スコアでの勝ち負けだけでなく、申さんに負けない笑顔でのプレーを期待します。
さて、QTは2日目を終了しました。
なんと、上位9人中7人は外国人選手です。世界で戦ってきた選手が、シードを獲れなかった選手と一緒に戦うのですから、当然と言えば当然の結果です。仮に、さくらちやんがここにいれば、やはり群を抜いているでしょう。リエスドさんは復活の兆しでしょうか。
そんな中上位につけた日本人選手を見てみましょう。
甲田さんは今年のプロテスト合格組です。本戦は7試合出場して6試合で予選落ちしています。新人の中では、特に目立つ成績ではありませんが、ステップアップで1勝していますから、意外と勝負強いタイプでしょうか。
天沼さんは昨年のQTで65位に終わり、今年は12試合の出場でランク99位に終わっていますから、今回のQTには気合いが入っているのでしょう。
櫻井さん、竹村さん、藤本さんは30位圏内に入ってきました。特に藤本さんは初日の出遅れを2日目に取り返してきました。さすがですね。
昨日は、30位ラインは4オーバー、50位ラインは8オーバーと予想しましたが、30位ラインは6オーバー、50位ラインは10オーバーまで下がりそうな雰囲気です。いや、もっと下がっていくような気がします。サードQTもそうでしたが、想定スコアよりも下がり気味になっています。やはりプレッシャーでしょうか。
瑠依姉さんは8オーバーまで下げましたが、ここが踏ん張りどころです。3日目は、なんとか初日のようなラウンドをしてほしいところです。
森さん、金田さんは黄色信号です。これ以上崩れるとかなり厳しくなります。
1年間、トーナメントに出場し続けて得たものは何だったのでしょうか。「疲れ」だけだった、というのではあまりにも悲しいですね。
厳しい言い方ですが、1年間、練習漬けの方が、長い目で見れば、彼女達にはプラスかも知れません。
ただ、安定したスコアを出すことが出来ない選手が大半です。まだまだ安心するのは早いですし、諦めるのも早いです。何が起きるかわからないのがゴルフですから。