SANKYOレディス最終日の全さんは誰と戦っていたのでしょう。

もちろん、「ゴルフは自分との戦い」であることは大前提です。


最終日、全さんは茜っちと真夕さんとの組み合わせになりました。スタート時点で1打差と3打差の選手です。

前の組は5打差の選手ですから、当面の敵はこの2人ということになります。

しかし、この2人、優勝経験はあるものの今年は未勝利、どちらも不本意なシーズンを過ごしている選手でした。

全さんはスタート前から、敵はこの2人ではなく、別の組にいると思っていたことでしょう。


私も、昨朝のブログで指摘しましたが、藍ちゃん、さくらちゃん、智恵ちゃん、李さんのスコアが気になるのではないか・・・と。私が思うのですから、全さんもそう思ったとして不思議ではありません。


最終組が、バーディ合戦で、伸ばし合いになった時は、その組の中での戦いに集中できますが、当面の敵が重苦しいゴルフをしているのを見て、全さんは一旦は気持ちが楽になったのでしょう。8アンダーまで伸ばした時点で、「また独走優勝かな?」と、多少は気持ちも緩んだのかもしれません。

しかし、別の組の選手が気になってしまった。藍ちゃんが伸ばしてきたという情報は周囲から聞かされたのでしょう。


見えない敵の動きというのは、恐怖を増幅させると言います。

そして、全貌が見えた瞬間、自分が有利であるにもかかわらず、追い詰められたかのように感じたのかもしれません。18番の池ポチャを敗因と言う報道が多いようですが、私は17番のダボが敗因だったと思います。18番は冷静にプレーできなかったのでしょう。

本当に気の毒としか言いようがありません。


先週の宋さんは、最終日、トップとの4打差を追いかける立場でのスタートでした。さくらちゃんが追い上げてきたことを「追い詰められた」とは感じなかったのかもしれません。彼女は「勝ち」に飢えていたから、逆に、目の前のボールのことしか見えていなかったのかもしれません。


全て、私の想像の世界ですが・・・・・。



全さんが18番のパットを外した時、パラパラと拍手の音が聞こえていました。

遼君の時にも話題になりましたが、マナー違反であることを自覚していないギャラリーの多いことには、何とも言いようがありません。

藍ちゃんを応援したい気持ちは十分理解できます。しかし、ミスをした時の拍手はその選手をどん底に突き落とす行為です。特に、全さんは日本の女子ゴルフツアーを支えてきた功労者の1人でもあるのです。

私も、さくらちゃんの優勝が無くなった時点で、全さんよりは、藍ちゃんや真夕さんに優勝してもらいたい気持ちはありましたが、あの場面での拍手はいけません。

家の中で拍手するのなら結構ですが、あの場所にいる人間としては心の中でガッツポーズを取るだけにとどめて欲しいものです。

日本のゴルフツアーではこんなことがまかり通っているということが外国に知られれば、次は、藍ちゃんや他の日本人選手が海外で同じ屈辱を受けるかもしれない、ということに思いをはせて欲しいですね。