日本女子プロゴルフ選手権の初日と2日目の組み合わせが決まりました。
通常のトーナメントは、人気選手をどのように振り分けるのか、というのが組み合わせの妙になります。主催者の意思が反映されるわけですから、ホステスプロやそれに準ずる選手を人気選手に組み合わせたり、思いっきり直球勝負で、人気選手だけを固めた組を作ったりします。
今回の選手権は公式戦であり、主催者はLPGAそのものです。
ただし、後援や協賛という形で民間企業が参加しています。協賛企業はコニカミノルタです。
コニカとミノルタといえばカメラですが、今では印刷機やヘルスケア等、多角的な経営をしています。
印刷機といえば、キャノンとエプソンですね。
エプソンと言えば、我らがさくらちゃんです。
ということで、さくらちゃんは初日は午前のアウトスタート、放送のある金曜日は午後インスタートの午後となりました。
なるべくテレビに映したくないということのようです。
これは冗談だとして、今回は、公平性を保つために、賞金ランク上位選手を2つに分けたのですね。
2位さくらちゃん、4位智恵ちゃん、6位李知姫さん、8位斉藤さん、10位馬場さんがスタート順に並んでいます。
丁度対極の組に、1位しのぶさん、3位全さん、5位三塚さん、7位古閑さん、9位イムウナさんがスタート順に並んでいます。彼女達は、さくらちゃんの側と逆で、初日は午後のインスタート、2日目が午前のアウトスタートです。
見事な振り分けです。計算されつくしています。
実はそれ以外の選手も、賞金ランクによって計算しているようです。ただ、順列にすると、上原さんと福嶋さん、米山さんと佐伯さんを入れ替えています。いろいろと計算しているのですね。
ギャラリーとしては見たい選手が分散されるので有難くはないでしょうが、組み合わせを考えた人の頭の中を覗くと面白いですね。
有力選手が大きく2つに分けられ、初日と2日目のスタートが午前・午後入れ替わるように設定されていますが、これは4日間大会のメジャーで使われるシステムで、海外の4日間大会もこのシステムが取り入れられています。
一見すると公平そうなこのシステム、天候次第ではとんでもなく不公平になるのは以前指摘した通りです。
今回も、初日の午前中が大雨で、2日目は午後から強風となりますと、さくらちゃんの側の組と、しのぶさんの側の組とはかなり有利・不利が出てしまいます。
どうも、過去の海外メジャーにおいては、さくらちゃんは不利な側のスタートというのが多いようです。国内の大会ではそんなに極端にはなっていないようですが・・・。
できるだけ有利不利が極端にならないような天候のもとで、プレーしてもらいたいものです。