私が常々「2日続けてビッグスコアを出すのは難しい」と言っています。

これをある方が、「ネギック理論」と名付けて下さいました。私が初めて言いだした理論ではなく、ゴルフファンならなんとなく感付いていたことなのですが・・・。


ビッグスコアはどれ位の数字か?というのは難しいもので、50人前後がアンダーパーというようなコースでは68というのは当たり前のスコアになりますし、その日の2位がパープレーという時の68は立派なビッグスコアになります。


ところで、本当にビッグスコアは2日続かないのでしょうか。

そんなことはありません。しかし、2日続けることは大変難しいことのようです。

今年のさくらちゃんの成績を振り返り、いわゆる「ビッグスコア」とその翌日のスコアを見てみましょう。


サロンパス 67→71

廣済堂    64→71

アクサ    66→74

ゴルフ5   65→71


68はビッグスコアとは言えませんが、68の翌日のスコアも75、73、74、73、71となっています。

2日続けて好スコアを出すことは意外と難しいことを理解していただいたでしょうか。


この傾向はさくらちゃんだけではなく、選手全体に言えることです。

ただ、2日続けてビッグスコアを出す確率はゼロではありませんから、時々ビッグスコアを並べてくるケースもあります。


ビッグスコアというのは、パットが入ることが一番の理由です。いわゆる「面白いほどパットが入る」という状態が2日、3日と続くことはあまりないのですが、逆に調子に乗ってしまう選手が時々います。

全さんがその典型のタイプのようです。この選手は、調子に乗ると3日間突っ走ることがよくあります。だから、優勝する時にはぶっちぎりになるのでしょうね。ただ、全さん、70台後半のスコアを叩いてしまうことが時々ありますが、大抵、その前日は良いスコアだったりしますから、全さんには通用しない理論ということもないようです。


ゴルフ5でも佐伯さんが2日連続で65を出しました。

この選手の今年と去年の成績を見ると、不調だったせいか、60台のスコアは少ないのですが、なぜか、60台で回った翌日にも60台で回ってくることが多いようです。こういう選手が調子に乗り始めると怖い存在になるかもしれませんね。