「周りが思うほど調子は悪くない」
「悪くはないけど成績がついてこないので、そういう時期かなと。ずっと良い時期が続くこともないので」
確かに、ショットの調子は悪くはないと思います。先週クリークに入れたショットも、ショット自体が悪いのではなく、状況判断が悪かっただけですし、何故、状況判断を誤ったのかというと、おそらく焦りもあったのでしょう。
確かに、トップテンを外す結果が続いています。
さくらちゃんの優勝者とのスコア差とトップテンとのスコア差を見てみましょう。
トップとの差 トップテンとの差
明治 10打 2打
スタンレー 11打 2打
アクサ 5打 1打
NEC 12打 5打
CAT 3打
ヨネックス 12打 2打
こうして見ると、優勝の可能性があった試合は1試合だけですから、さくらちゃんの実力からしたら物足りないですが、トップテンを逃したと言っても、NECを除くと、1~2打の差でした。
ちょっとしたパットを外したことが、トップテンを外す結果になってしまった、ということになります。
さくらちゃんの調子はパットを除くと悪くはないのです。
さくらちゃんからすると、「外野が騒いでいるけど、今はこれでも良いのよ」。
そうですね。こういう時期だったと思います。それが、10~11月でなくて良かったのです。
それよりも、最後の一言が重い言葉です。
「ずっと良い時期が続くこともないので」
これは、さくらちゃん自身に言っているだけではなく、ライバル達にも言っているわけです。
さくらちゃん自身、気が付いているのかいないのか分かりませんが、ライバルに対して、「このまま行くと思うなよ・・・・」という凄味を利かせた。って勝手に想像してみました。
でも、ずっと良い時期が続くことがない、というのは事実です。
これは、毎年、極限状態でライバル達と競ってきた実績を持つさくらちゃんの言葉だけに重みがあります。