川口春奈フルボッコ姿公開 演技の手応えと未熟さを語る モデルプレスインタビュー
【モデルプレス】女優の川口春奈がモデルプレスのインタビューに応じた。現在、フジテレビ系ドラマ『探偵の..........≪続きを読む≫
※本文の【】は引用です。
結論から言うと、今年一番の駄作でした。
もう、むちゃくちゃですね。
ほぼ全てが、ご都合主義としかいいようがありません。
主人公は、何度か格闘シーンがあるんですが、結構ぼこぼこにやられます。終盤でもぼこられますが、どうせすぐに復活するんでしょ?と思いながら読んでいたので、全然はらはらしませんでした。どれだけぼこぼこにされても、すぐに復活するからです。
終盤では、相棒のことはが人質にされたため、主人公は素直に手錠で拘束され、絶体絶命のピンチで、どうやって脱出するんだろう、と興味なく読み進んでいたら、唖然とした。
薬を打たれて昏睡し、気がついたら交番にいた。それが偽交番だった。なぜ、敵はそんなことをしたのかといえば、阿比留の犯罪の証拠を持っているのか引き出すために芝居を討ったという。だが、そんなことなどせずとも、ことはを拷問して、喋らなければもっとこいつを痛めつけるぞ、と主人公を脅せばいい。少なくとも、一度はそれを試してもよかった。一度も試さずに、いきなり偽交番を造るのは、まるで意味のない手の込みよう。主人公は偽交番に気づいて、調書をとろうとした偽警官をぼこぼこにするのだが、ここでもなぜか、偽警官は一人しか配置されなかった。これだけ用意周到にしておきながら、主人公に相対する偽警官は一人だったため、簡単に脱出するのである。
主人公は何度か罠にかけられ、そのつどぼこられる間抜けっぷりを発揮するのだが、罠を仕掛けたほうの人員はいつも極端に少ない。最初のタワーマンションでも、待ち伏せはたったの一人だった。最低でも二、三人は配置するべきだし、武器もほとんど持たないという、主人公にとって都合のいい展開が何度も繰り返されます。格闘シーンもそうです。
主人公は何度も地面に倒されるのだが、反撃するに当たって、いつの間にか立ち上がっている。そんなにぼこられているのに、何事もなかったように立ち上がって、敵の急所を攻撃するが、これもことごとく当たる。敵は防御を知らないのか?
格闘シーンがこれだけあるのは、主人公は探偵だが、悪徳探偵と戦う探偵だからです。対探偵課に所属しているんですが、ことはが来るまで、主人公一人だった。悪徳探偵は、元ヤクザなどがやっており、それの対策がたったの一人、しかも中途半端に武術をかぶった女、新しく入ったのがことはだが、こちらは探偵の養成所にすら行っていない素人も同然。ことはが人質にされたのは、危険な現場に連れて行ったからだが、そもそもヤクザも同然の探偵と戦うのに、向こうは殺そうとしているのに、人員がたった一人で、もう一人は素人をつけるなど、社長の頭がおかしいとしか言いようがない。主人公たちが助かったのは、敵が用意周到な罠を仕掛けておきながら、待ち伏せがたった一人であったり、武器もほとんど意味のないものだったりと、著者のご都合主義のためである。
主人公はしきりに、探偵に見られないような感じを出します。敵である悪徳探偵にばれないようするためです。でもね、そんなことしても意味なんてないんですよ。主人公はすでに顔バレしており、当然のこととして、悪徳探偵に広く伝わっているだろう。顔でばれるのに、探偵に見られないような感じを出すことに何の意味がある?
ご都合主義を正当化する最たるものは、終盤に唐突に出てきた警察批判だろう。
ここからは警察に関係する話ばかりします。
警察は、主人公と敵対する探偵の阿比留に捜査協力を求めるが、現実にそんなことはありえない。それどころか、阿比留は一度、とんでもない失態をさらすのだが、警察はなおも阿比留に協力を求める。むちゃくちゃである。しかも終盤、幼女が監禁されていると思しき場所では、捜査一課長が、一つ一つの行動に、次はなにをすればいいのかと阿比留に聞くのである。そして捜査員も、ただ、阿比留の答えをじっと待つだけ。
いま、まさに、この場所のどこかに、誘拐された幼女がいるかもしれないのに、何かあるといちいち立ち止まって、次はなにをすればいいんですか、と阿比留に聞くのだ。
まるで小学生のように。
なぜなら、捜査員は一人ひとり自分の頭で考える力がない。から。
アホなのか?
この本における警察の扱いは、あまりにも幼稚である。
たとえば、警察は探偵の小競り合いに興味はない、という。
ばかばかしい。
悪徳探偵が元ヤクザで成り立っているのなら、それは振り込め詐欺をやっているやつらと同じようなもので、組対の事案だ。探偵の小競り合いは、ヤクザや半グレの小競り合いも同然であるため、ほうっておくわけがないだろう。バカなのか? ヤクザと同じく監視対象になければならない。
この著者は、たびたび、幻想を抱くなと警察組織を批判しているのだが、副総監、参事官、捜査一課長くらいしか出ず、名前を持った警部補は、何係りなのか、主任なのかそうでないのかも書かれておらず、係長も管理官も登場せず、警察組織をよく知らないのはお前のほうだろう、と思った。
ちなみに、ウィキペディアを見ると、いま、現実の捜査一課長と、この小説の捜査一課長の、異例の経歴が重なっており、現実の捜査一課長が拝命される三ヶ月前にこの小説第一巻は書かれた、などと現実を先取りするような記述があったが、この一巻では、捜査一課長の異例な経歴は一切書かれていなかった。確実に後付だろう。
幼女の監禁場所から、いきなり主人公がぼろぼろの状態で現れたときもだ。主人公は鉄パイプのような凶器を引きずりながら、警察の中心にいる阿比留に向かって歩いてくる。そして、阿比留の近くにいる、主人公を騙した女医を突然攻撃する。地面に倒れた女医を、さらに攻撃する。
そのあいだ、捜査員は全員、突っ立っているだけ。
なんか、主人公の異様な姿を目にして、凍り付いちゃったんだって。
てへっ。
はあ?
鉄パイプを引きずった全身ぼろぼろの女が歩いてきたら、すぐに捜査員は警戒態勢に入る。そうなるように訓練を受けているためだ。本当は近づく前に取り押さえるだろうが、おかしな動きを見せたらすぐに飛びかかれるように、態勢を整える。主人公が異様な状態だったから、捜査員は全員がフリーズしたなんて、どんだけご都合主義なんだよ。
冷静に考えてほしい。
警察がそれほど無能であるなら、日本の治安はもっと悪いはずだ。だが、現実には、世界で一番優秀と(ま、それはいいすぎとしても)いわれるほどに優秀だ。
もちろん、警察もミスをする。冤罪もある。でっち上げもする。
主人公は捜査員の目の前で、女医を半殺しにしたが、主人公の探偵事務所には捜査が伸びなかった。主人公自信もだ。なぜなら、黒幕である阿比留に警察は協力を要請しており、真相が発表ということになったら、警視庁がマスコミに、「警視庁、推理小説と現実を混同」と叩かれるからだ。
しょーもな。
マスコミから、推理小説と混同と言われるくらいなら、何のダメージもないわ。
どうせ、警察がシナリオを書くことができるのなら、主人公の探偵事務所にがさ入れしても何の問題もない。そこで主人公が真相を告白したところで、警察は都合のいいシナリオを書けばいいだけだ。結局、阿比留は逮捕されたが、捜査協力は秘匿とされた。なんで? 別にいいじゃん。隠さなくても。だって、「警視庁、推理小説と現実を混同」ってそういわれるだけでしょ?
この本のなかで、主人公とその探偵事務所が捜索されずに放置されるのが、ご都合主義の最大の見せ場だろう。
その理由が、噴飯物である。
捜索放置を正当化するために始まったのが、警察批判である。あらら、あらら、と警察の不祥事が列挙される。それは批判されてしかるべきことだが、よく読めば、ほとんど警察官個人による犯罪である。なかには、隠蔽工作もある。これらは偶然に発覚したと言うが、どのような偶然で発覚したのかは、一切書かれていない。ネットで、警察の不祥事を検索して集めただけでしょ? というレベル。
最近、警察官の不祥事が多い。そのすべてが、偶然に発覚したとでも言うのだろうか?
警察は、仲間である警察官を守る。それは事実だ。犯罪を犯しても守ろうとする。だが、最近の不祥事連発を見るところ、不祥事を起こした警察官を容赦なく罰する、という傾向がある。
で、話は戻るが、現実にあった警察官個人による犯罪をいくら列挙したところで、主人公を放置したことの説得力はない。なぜなら、物語にあったのは、警察官個人による犯罪ではなく、また、この物語のなかで、警察は犯罪を起こしてもいないのである。
ただ、協力を要請した相手が、犯罪者だったというであり、それが発覚したところで、「警視庁、推理小説と現実を混同」ってそういわれるだけでしょ?
はっきりいって、この程度の失態は、隠すほどのことではないのだ。犯罪を起こしたわけではないのだから。
それと、捜査をしないで放置することと、捜査をしたうえで隠蔽することはまた別問題である。
そして、ここをちゃんと読んでいる人なら分かると思うが、実は支離滅裂なのである。
【捜査一課が乗り出した誘拐事件だ、真相究明を道半ばで投げだすなどありえない。まして、捜査陣の前で起きた障害事件を放置するはずもない。そんな声を上げるのは、たんに警察という組織をしらないだけの人間だ。】
そして警察官個人による不祥事の話が続くのだが、そのあとすぐに、
【とはいえ、警察は真実を知っている】
【警視庁は詳細を割り出しているはずだ】
すなわち、警察とは、真相究明を半ば投げ出しておきながら、とはいえ真実を知り詳細を割り出しているという、そら超能力でも使ったんでしょうな、と思ってしまうようなことが可能な組織、ということである。
マジで聞きたい。
バカなのか?
最大の関係者である主人公から一切の話しも聞かずに、真実を知っている?
阿比留が喋った?
仮にそうだとしても、阿比留が喋ったことが正しいと証明するための裏づけって、してないよね?
実は、この小説は、ミステリーではない、と一部で評価されている。
そんなことはない。
ちゃんと、謎があるではないか。
いったいどうやって、警察が詳細を割り出したのか、これまで散々に無能扱いをしてきた警察が、たいした捜査もせずに、どうやって真実を知ったのか、これが、この物語における最大の謎である。
マスコミを同行させなかったから、ばれなかったというのもバカ丸出しだ。
あれだけ大掛かりな動きを警視庁が行っておきながら、マスコミが気づかないとでも思うのか? 阿比留によれば、ぼろぼろの主人公が、監禁現場に現れたのは、阿比留か警視庁に張っていたからだいう。同じことを、マスコミがしていないと本気で思っているのか? 幼児誘拐は大事件として公開捜査された。マスコミはそれこそ殺気だって警視庁に張り込んでいるはずだ。
他にも謎はある。
結局のところ、なぜ阿比留に、警察は協力を要請したのか、その説得力ある説明はされていない。
警察官になるには、三つの試験を突破しなければならない。一つ目は筆記試験であり、二つ目は面接であり、そして三つ目は、本人に秘匿で行われる身辺調査である。親族にヤクザがいればアウト。警察は、警察官を採用するにあたって、徹底的に調べる。
警察が協力を要請する探偵事務所を、つまり阿比留を、徹底的に調べたのかというと、そんな描写は一切なかった。何も調べていなかったのだろう。そんなことはありえない。警察が本気で捜査をすれば、阿比留がどういうやつなのかくらいすぐに分かる。その場合、阿比留に捜査協力など絶対にしない。
何度も書くが、この著者はたびたび、警察組織とは、と言ってくれるのだが、お前、本当に、警察組織のこと何も知らないんだろ? 一課と、組対の違いも知らないんだろ?
実は阿比留は一度、とんでもない失態をする。副総監の遺産をめぐり、阿比留は息子と組んで自作自演をする。これが主人公の活躍によって、息子の自演が暴露されるのだが、逮捕されたのは息子だけだ。なぜなら、阿比留は息子に、喋ったら殺す、と脅していたからだ。いやいや、何で阿比留のような探偵に脅されたからって、黙るんだよ? 腐っても、副総監の息子だぞ?
阿比留はその自演によって、副総監の愛人が遺言書をでっち上げたと推理していたのだが、息子の自演がばれたため、この推理は完全に的外れになった。
にもかかわらず、幼女誘拐のおり、警視庁は再び阿比留に協力を要請する。
ありえないよね?
ちなみに、その推理を披露したとき、阿比留は全社員を引き連れてきた。副総監の家に。家のなかに入っていたのだ。いやいや、いくら引き連れてきても、全員を中に入れないでしょ? そりゃキャプテン翼の部屋よりも広いとはわかっていても、なかに入れる必要はないよ。
なぜ、全員がここにいるかといえば、その日が幼女誘拐の日であり、阿比留を含めた社員全員のアリバイを作るためでもあった。
だから主人公は、阿比留が幼女誘拐の犯人だと見当をつけた。
信じられます?
たったそれだけで、阿比留が犯人だと、何の証拠もなく決め付けた。
むちゃくちゃです。それって、阿比留ならやりかねない、という先入観、いわゆる確証バイアスにかかっていた、ということ?
ちなみに、監禁場所で、阿比留は、壊れたパソコンのデータを復旧する方法を教える予定だった。その方法は、警察には絶対に思いつかないものだろう、と阿比留は自賛するのだが、仮にその方法を鑑識が知らなかったとしても、絶対に、これだけはいえる。阿比留が提示した方法を、その現場で試すことは、ない。なぜなら、鑑識がその方法を知らなかったのならば、成功するかどうかも分からないからだ。それによって、パソコンが完全に壊れたら? 現場でそんなリスクを犯すより、科捜研に回す。いくら一課長が阿比留のイエスマンになっても、証拠品かもしれないものまで、さすがに阿比留のいうとおりにすることは……え? ご都合主義でありえる? ま、そうかもね。
警察批判で一番間抜けなやつは、
【警察はいまだに組織犯罪を撲滅させられずにいる】
この一文を読んで、心底、ぞっとした。
はっきりいうが、いかなる力や組織を用いても、組織犯罪を撲滅することは不可能、である。警察はただ地道に一つ一つを取り締まるだけ。不可能なことができないからといって、批判道具に使うのは幼稚としか言いようがない。それとも著者は、組織犯罪の撲滅は可能、とでも思っているのだろうか? それこそ絵空事であり、ご都合主義というのはお花畑で語られているようだ。
いまのところ、この小説は絶賛されているようだが、現実はあとから追いかけてくるのだろう。
ドラマでは初回十一パーセントで、二回目は七パーセント台だった。所詮、小説の読者など、一パーセント以下でしかない。より多くの人の目が触れると、いやおうなく、欠陥に気づく。その結果が、視聴率の、衝撃的な下落だろう。もちろん、主演の北川の、意味不明なくらいかっこつけた(お前は狩野えいこうか?)演技も、その一因ではあるだろうが。
どれだけぼこられでも、すぐに復活する。
この仕事がどれだけ危険か訴えておきながら、素人を同行させる。
主人公を活躍させるために、警察を無能にする、というご都合主義。
警察の犯罪を突然列挙させたのは、自分のしていることにやましいことがあったり、説得力がないことを無意識のうちに自覚していると、人は突然饒舌になる、といういい見本だろう。
警察小説でも、主人公を活躍させるために、上層部を無能に描くのは多々あるが、これはあまりにもひどすぎた。
リアリティーはかけらもない。
もちろん、第二巻を購入することもない。
北川景子
川口春奈