少し離れたカフェにふらりと立ち寄り、静かな時間を過ごす。
こんな休日もいいなと思う。
夢というものは、現実の中を生きるからこそ生まれるのではないだろうか。
最初から明確な夢を持っている人ばかりではない。何事も、始めたときはみんな初心者だ。
実際に取り組んでみる。少しずつできることが増える。そうしているうちに楽しくなり、いつの間にか夢中になっている。その先で初めて、「もっと続けたい」「いつかこうなりたい」という夢が生まれるのだと思う。
子どもの頃は、余計なことを考えずに目の前のことへ飛び込めた。
友達がいるからという理由で習い事を始め、気づけばその友達よりも夢中になっている。そんなことも珍しくない。
その自然な流れの中から、将来の夢が生まれていたのかもしれない。
しかし、大人になると、始める前から意味や成果を求めてしまう。
「これを続けて何になるのか」
「自分に向いているのか」
「失敗したらどうしよう」
そう考えるうちに、夢が生まれる前の小さな芽を摘んでしまう。
だから、まずは目の前のことに取り組めばいい。
今の仕事でも、新しい趣味でも、やろうと思いながら先延ばしにしていることでもいい。上手にできなくても構わない。やってみて楽しいなら、もう少し続けてみる。
そんな気楽な心持ちで、まず取り組むことを習慣にしたい。
今日、ふらりと入ったカフェのコーヒーが、自分の好みにぴったりだった。それだけで、とても嬉しい気持ちになった。
動いてみなければ、この一杯には出会えなかった。
夢もきっと同じなのだと思う。
現実の中で小さく動いてみる。その先で、思いがけない出会いや喜びが生まれる。
これだから、人生は面白い。