渋野選手効果かシルバーウィーク効果かわかりませんが、今季一番と言ってよいギャラリーを集めている東海クラシック2日目が終了しました。藤田さいき選手の7アンダーなど今日もビッグスコアを出す選手はいましたが、トップは思ったほど伸びませんでした。ピンがグリーン端に振られたホールがいくつかあり、少し難易度を高めようとした意思が感じられました。

 

2日目8アンダーでトップに立ったのは、連覇を狙う神谷そら選手。今日は前半2ボギーで後退しましたが、12番以降で4バーディを奪取しました。前半は3パットが2回とややパットに苦しみましたが、ショットは全体的にまとまっていますので、今季初勝利と連覇に向けて絶好のチャンスとなりました。OBが出るホールもありますが、パー5で2オンできるホールがあるので、コース的には飛距離の出る神谷選手が優利となる要素もあります。また全体的にパットが上手い選手が上位に上がってきており、その意味でも神谷選手に合っているコースかもしれません。

 

1打差の2位タイには佐久間朱莉選手と山城奈々選手。佐久間選手は18番のボギーが惜しかったですが、今日は16ホールでパーオンとショットが安定しています。パットも上向き傾向ですので、明日は優勝争いを繰り広げてくれるでしょう。

 

山城選手は中堅からベテランに入ろうとする選手で、今年が初めてのシードとなった選手です。しかし、今季はトップ10が2回、メルセデスランクは現在68位と苦戦しています、今季は序盤から調子が一貫して上がっていませんが、前半はショットが不振、徐々にショットが立ち直るも、今度はパットが不振となり、全体で全く調子が上がっていないという結果になっています。昨年ショット、パットともにバランスの良いデータでシードをつかみ取りましたが、現状でショットが昨年並みに立ち直っていますが、パットが足を引っ張っています。今日はパーオン16回とショットが良かったのですが、問題のパットが明日のキーとなりそうです。

 

さらに1打差の4位タイには吉澤柚月選手、藤田さいき選手、笠りつ子選手の3人が付けました。吉澤選手はもう言うことはないですね。今日もショットは安定しており、明日2勝目をあげても何の不思議もありません。藤田選手は肋骨の亀裂骨折でしばらく休んでいましたが、先週から復帰しています。先週は予選落ちでしたが、今日7アンダーで急浮上しました。この間にメルセデスランクは53位まで後退しましたが、10試合程度の公傷制度が適用されますので、そこまでランクにこだわっていないかもしれません。実力のある選手ですので、明日はどこまで復調しているか見守りたいと思います。

 

笠りつ子選手は久々の上位争いとなります。今年は序盤のⅤポイントで優勝した後はあまり良いゴルフができていませんでした。元々ショットが良く、パットに課題のある選手でしたが、今季はショットがシードを取れなかった昨年ほど良くありません。パットもそんなに良くはないですが、昨年よりはむしろ改善しています。今大会はショットが良くなっているので、上位にとどまりたいところです。

 

トップから3打差の7位タイには、古江彩佳選手、荒木優奈選手、安田佑香選手、菅楓華選手、永井花奈選手ら実力ある選手がずらりと並んでいます。トップから3打差ですので、この位置からでも十分優勝の射程圏内です。金澤志奈選手、青木瀬令奈選手、権藤可恋選手、吉崎マーナ選手とパットの上手い選手もここに揃っています。

 

昨日首位の入谷響選手、同じく上位だった泉田琴菜選手は予選落ちとなりました。昨日不安要素が多いと書きましたが、その通りとなってしまいました。注目の渋野日向子選手も1打及ばす予選落ちとなりました。途中2アンダーまでスコアを伸ばしたものの、上がり4ホールで3ボギーを叩きました。最終ホールでは、この時点でのカットラインが1アンダーだったため、バーディを狙ったショットが池に入り万事休す。その後カットラインがイーブンパーに下がり、調子の悪い選手にはツキも味方しない典型例となりました。今日は13ホールでパーオン、30パットと極端に悪い訳ではありませんが、うまくスコアを作れないところに、成績が上がってこない原因があるのでしょう。今日も大勢のギャラリーを引き連れていました。大勢のファンが復調を期待しています。

 

優勝争いは実力者が揃っています。楽しみなファイナルラウンドになりそうです。

 

舞台を愛知県に移して、第57回という伝統ある東海クラシックが始まりました。米ツアー組では、渋野日向子選手、西村優奈選手、古江彩佳選手が参戦していますが、この3人はこの大会の過去の優勝者です。今年決して調子の良くない3人ですが、かつて優勝した場所で、ツアー終盤に向けての足がかりをつかめるか注目が集まります。

 

初日トップに立ったのは、7アンダーの入谷響選手。今日は7バーディ、ノーボギーでした。入谷選手は今季ブリヂストンで優勝した後、調子を極端に落としていていました。6戦連続予選落ちもあり、Meijiカップでは初日首位も、2日目以降で失速し、47位に終わっています。入谷選手の持ち味は豪快なショットですが、ブリヂストン以降はそのショットが大きく調子を落としています。救いはパットが今季は昨年より良くなっており、夏場以降も調子を落としてないことです。今日はショットが良く、久々にビッグスコアを出しましたが、最近の試合を見ていると不安要素は強く、明日以降も継続できるか注目です。

 

2位には1打差で昨年優勝の神谷そら選手。今年はメルセデスランク15位と悪くはないのですが、昨年に比べるとやや見劣りがするシーズンになっています。よく飛んで、パットが上手いというのが神谷そら選手ですが、昨年ほどパットが決まっていません。シーズン序盤はまだ良かったのですが、その後少しづつデータが落ちました。一方、ショットは昨年からそんなに悪くなっているわけではありません。昨年終盤からの本人のコメントからでは、ショットを改善するためにスウィングを改造しようとする意欲が感じられましたが、今のところ成果に結びついていません。今日はショット、パットともに好調でしたので、今季初優勝に向けて頑張りたいところです。

 

さらに1打差の3位タイに河本結選手と泉田琴菜選手。河本選手はパットを軸にして、今季安定した成績を収めています。先週も7位タイと上位に入っており、調子を維持しています。規定ラウンドに達した選手の平均からパットで1打以上稼いでおり、ショットでは0.3~0.4打稼いでいます。ショットも決して悪くはないのですが、パットの数字が傑出しています。現在メルセデスランクは6位、目標としていた年間女王は少し厳しくなりましたが、さらに上を目指して頑張って欲しいものです。

 

シード選手の泉田選手は、今シーズン苦しい戦いになっています。現在メルセデスランクが84位で、優勝しない限りシードには届きそうにない状況です。パットの上手い選手ですが、今年はショットが崩れすぎています。序盤から調子が良くなかったのですが、上向くどころかさらに悪くなってきています。今日はパーオン16回とショットが良かったのですが、これが続くかですね。

 

5位タイ、4アンダーには9人がひしめいていますが、吉澤柚月選手、佐久間朱莉選手、永井花奈選手ら注目選手が入っています。吉澤選手は、今日パーオン17回、ノーボギーと安定したゴルフができています。初優勝以後もデータの数字が良くなっており、今年最も飛躍した選手になりそうです。佐久間選手は夏場にパットが上向きになったことが大きく、ショットは現在ツアートップのデータとなっています。

 

西村優奈選手も4アンダーの好スタートを切りました。今日はショット、パットともに特に目立つことなく、うまくまとめたという印象です。現状はこんな感じなのでしょうけど、2日目以降もスコアを作りたいところです。桑木志帆選手と古江彩佳選手は2アンダーのスタート。古江選手は悪くないけど上位にいけないという今シーズンらしいスタートとなっています。今日は、ドライバーは悪くないのに2打目以降がやや苦戦していました。

 

注目の渋野日向子選手は1オーバー,63位タイとやや出遅れました。ドライバーから

パットまで精彩に欠いた印象でした。米ツアーではパットが極端に不振で、ドライバーも余り良くない、アイアンはそこまで乱れていないというゴルフでした。今日は全体的に良くありませんでしたが、何を改善しようとしているのかが、よくわからないという印象はあるので、日本できっかけをつかんで欲しいです。

 

今大会は、グリーンはやや重めで、伸ばし合いの展開になるでしょう。有力選手は揃っていますので、2日目以降の熱戦に期待しています。

 

役者が揃った日本女子プロの最終日、16番パー5をティーグラウンドを前にするなど、アンダーパーをマークした選手が最も多くなった日となりました。一方で、メジャーらしくトップは思ったほど伸びず、特に終盤に下の選手が追い上げて、最後まで見ごたえのある大会になりました。

 

3日目トップの勝選手が前半伸び悩み、トップは山下美夢有選手、吉澤柚月選手を加えた戦いになりました。勝選手は途中脱落しかけましたが、16番パー5で起死回生のイーグルでトップに復活。しかし、17番3パットで1打及ばす優勝を逃しました。終盤追い上げたのは、仲村果乃選手と竹田麗央選手、桑木志帆選手でしたが、1打及ばびませんでした。優勝争いは、山下選手が吉澤選手のプレイオフでパーをキープして優勝、幕を閉じました。

 

終わってみれば、山下選手が順当に優勝となりました。昨日まで今一つの調子とコメントしていましたが、それでも優勝してしまうのは世界トップランカーの実力でしょう。米ツアーでは抜群のパットの成績ですが、今回はショット力の勝利で、特に最終日はウェッジが冴えました。パーオン率は今大会トップで、ピンチだった72ホール目の3打目のウェッジは今大会を象徴するようなショットでした。米ツアーでも中盤戦以降、ショットが良くなっていましたから、そのままの好調を維持しての優勝でした。米ツアーは終盤ですが、今後のアジアスウィングも含めて、ますます楽しみです。

 

プレーオフで敗れた吉澤選手ですが、最終日は中盤からトップに立つ中、2バーディノーボギーと安定した堂々のゴルフを展開していました。今大会もそうですが、今季を通じてショットとパットのバランスが良く、好調を維持しています。メルセデスランクも8位に浮上、日本のトップ選手の仲間入りと言っても良いでしょう。


1打差の3位タイには、勝選手、竹田選手、仲村選手、桑木選手の実力者が入りました。パット巧者の勝選手ですが、17番では痛恨のショートパットミスとなりました。ただ、飛距離も出る選手で、パットが上手いので、16番のような見事なイーグルも取れるのですが、今大会のパーオン率は上位選手では一番低く、途中ショットが乱れる場面もありました。再三このブログで言っていますが、もう少しショットを改善したいところです。

 

竹田選手は最終日前半に伸び悩んだのが惜しかったですが、最終的に今大会のパーオン率は桑木選手と並んで2位タイ、ドライビングディスタンスは4位と竹田選手らしいデータとなりました。今一つ調子が上がらない今季ですが、今大会決勝ラウンドのようなゴルフをこの後見せて欲しいです。

 

仲村選手は、最終日は15ホールでパーオン、大会のパーオン率も全体6位タイと、ショットが冴えました。今季のパーオン率も5位まで浮上、ボールストライキングも2位とショットメーカーとしての実力を見せています。ショットのデータは安定していますが、中盤戦以降も上向きで、今後も期待できそうです。こうなると課題はパットとなりますが、うまくかみ合えば2勝目も近いと思います。

 

桑木選手は、最終日は珍しくショットが乱れ、優勝を逃しました。それでも1打差ですので、今季は実力が一段上がったと言えると思います。女王争いでも大きなポイントで、徐々に女王に近づいているのは間違いないでしょう。

 

トップと3打差の7位タイにも、畑岡奈紗選手、岩井明愛選手、河本結選手の実力者3人が入りました。畑岡選手は、今日のベストスコア7アンダーでこの位置に食い込みました。今年の畑岡選手は目立っていませんが、ショットは何の問題もなく、パットがやや不調でした。今大会はショットでやや苦戦していましたが、最終日にショット、パットがかみ合いました。米ツアー終盤戦が楽しみになってきました。

 

10位タイに入った蛭田みな美選手は、前半の不調が嘘だったように、中盤戦以降調子を上げています。これでメルセデスランクはシード圏内の44位まで浮上してきました。春先の不調はパットが著しく不調でしたが、徐々に改善してきています。今大会はショットは今一つでしたが、パットに救われた印象です。こういう結果になるのも、パットが回復しているからでしょう。シード争いもますます熾烈になっています。

 

シード争いで言えば、山下選手と畑岡選手が今大会で日本ツアー初出場でランクインしてきました。山下選手はシード確定、畑岡選手は40位にランクイン、432ポイントとなっています。畑岡選手はこの後日本ツアーの出場は予定されていない(TOTOは米ツアー資格で出場予定)ので、432ポイントから伸びることはないですが、このポイントは微妙な数字です。おそらくシードには入れないでしょうが、前半戦出場権の55位以内に入ってくる可能性があり、貴重な1枠を奪いそうです。竹田選手も今大会で137ポイントを獲得、ポイントを497ポイントまで伸ばしました。こちらはシード下位に入りそうなポイントでシードの1枠を奪いそうです。シード争いの選手にとってはうらめしい結果かもしれませんが、竹田選手のポイントを上回るように頑張るしかないでしょう。

 

日本女子プロは米ツアー勢も揃い、見ごたえのある試合になりました。来週の東海クラシックにも、古江彩佳選手、渋野日向子選手、西村優奈選手が参戦します。盛り上がる試合を期待しています、

 

日本女子プロの3日目、トップのスコアはあまり伸びていない一方で、今日もアンダーパーを25人が記録し、実力者が実力通りスコアを伸ばした印象となりました。

 

この日トップを奪取したのは、今日3アンダー、通算8アンダーの勝みなみ選手。昨日の3位から浮上しました。昨日は少しショットが心配でしたが、今日はパーオン12回とまずまずで、パットも悪くありません。日本ツアーでは実績のある選手ですが、追う選手も実力者が揃いましたので、昨日も書いていますが、優勝にはショットが鍵を握りそうです。

 

1打差の2位には、桑木志帆選手と吉澤柚月選手。桑木選手は今大会パーオン率は山下美夢有選手と並んで全体トップタイと、ショットは実力通り好調です。パットはロングパットが入ったりはしていますが、今一つというところでしょう。それでもこの位置にいますし、注目を浴びながら好成績を残し続けて、貫禄が出てきた印象です。優勝を狙うには絶好の位置で、今大会優勝となると、年間女王に大きく前進です。

 

吉澤選手はメジャーでの初めての決勝ラウンド最終組でしたが、落ち着いたプレーが目立ちました。途中トップに立つ場面もありましたが、ここまでは重圧を感じることなくプレーしていたように見えます。ショットとパットのバランスが良く、今年の大躍進そのままのプレー振りになっています。明日も同じゴルフができるかですね。

 

さらに1打差の4位に、今日9アンダーという驚異的なスコアをたたき出した竹田麗央選手と今日も安定のゴルフを見せた山下美夢有選手。この位置にこの2人がいるのは、上位陣には脅威でしょう。竹田選手は、2日目はパーオン9回で3オーバーと、らしくないゴルフで下位で予選を通過しましたが、今日は7連続バーディを含む10バーディ1ボギーで一気に上位に浮上しました。今年は米ツアーで今一つパッとしないのですが、グリーンを狙うショットの精度が昨年より落ちています。元々パットは課題の選手ですが。パットは昨年並みでそんなに落ち込んでいません。今日をきっかけに圧倒的なショット力で圧倒できるのか、明日が楽しみです。

 

山下選手はさすがの安定感で、今日3アンダー、優勝戦線に完全に割り込んできました。この数カ月ショットが安定しているけど、パットが今一つというトーナメントがいくつかありましたが、今回がそのような形になっています。パットが入った時の凄さはカナダで証明しています。明日は期待しかないですね。

 

トップと4打差の6位タイにも、今日浮上した岩井明愛選手、河本結選手、初日トップのサイペイイン選手、昨日トップの永井花奈選手、ショットメーカーの仲村果乃選手ら実力ある選手が揃っています。最近好調な蛭田みな美選手と堀琴音選手もここにいます。堀琴音選手は、パットが相変わらず良くないのですが、ショットが昨年より大きく悪くなっています。夏場を過ぎても一向に上向く気配がないのも気がかりで、現在メルセデスランク66位と苦しんでいます。昨年日本女子オープンを制しているので、シード権はそこまで気にしていないかもしれませんが、さすがに立て直したいところです。今大会はパーオン率が上がってきていますので、浮上してきて欲しいです。

 

上位に実力者、注目選手が揃い、明日は今季一番の好試合になりそうです。楽しみしかない最終日、選手の皆さんの健闘を祈っています。

 

日本女子プロの2日目、難関コース片山津に手を焼く選手が多く、全体的にスコアは伸びませんでした。しかし、2日目のアンダーパーの選手は26人で、初日の21人に比べて増えていますので、スコアを伸ばす選手がいる中で、苦戦している選手もいるという状況です。しっかりしたゴルフができれば、スコアを伸ばすことも可能なコンディションと言えます。そのせいか、上位には今年活躍している選手、実力者が揃い、楽しみな決勝ラウンドになりそうです。

 

2日目トップに立ったのは、初日2位の永井花奈選手。今日は昨日ほどショットが良くありませんでしたが、しっかり今日2アンダー、通算8アンダーで上がっています。今年はショット、パットともに高いレベルで安定しているので、ややショットが不調でも小技とパットでカバーでき、今年の良さを象徴するような2日間となりました。十分メジャーを優勝できる実力があると思いますので、決勝ラウンドも楽しみです。

 

2位には2日間3アンダーで回り、通算6アンダーの吉澤柚月選手。QT76位でスタートし、メジャー初戦のサロンパスカップは出場資格がなかったことを考えると、今年の活躍は本当に目を見張るものがあります。彼女は竹田麗央選手や川崎春花選手、櫻井心那選手らと同じダイヤモンド世代ですが、なぜか今年は実績のあるこの世代の選手が今一つで、この世代の今年の主役は吉澤柚月選手と吉田鈴選手に代わったといって良いでしょう。昨日も書きましたが、初優勝後もショット、パットともに好調を維持しています。この勢いでメジャーを制することができるか注目です。

 

3位は、今日パープレー、通算5アンダーの勝みなみ選手。今日は1バーディ、1ボギーとおとなしいゴルフでしたが、好位置をキープしています。米国のデータで、パットは山下選手に劣らない良いデータを残していますが、ショットの精度が課題です。今のところ、今大会は我慢比べという程の難しさではなく、ショットが良くないときついので、そこがキーポイントと思います。日本女子オープンも制して難コースの実績もありますので、優勝候補の一角として上位争いをしてくれるでしょう。

 

4位には4アンダーで桑木志帆選手とウーチャイェン選手。桑木選手も今日1バーディ、1ボギーとおとなしいゴルフでしたが、トップと4打差4位は十分すぎるほどの好位置です。ショットは好調で、2日間パーオン率は全体トップです。ウーチャイェン選手が、連日の2アンダーで浮上してきました。今季序盤を除けば、ショットのスコアに対する貢献度は規定ラウンドに達した選手の平均を常に1打前後上回っており、これは日本トップクラスで、しかも極めて安定していますす。課題のパットも昨年よりは改善されており、夏場に若干数字が落ちたものの、先週も3位に入るなど巻き返す予兆があります。

 

3アンダー6位タイには、山下美夢有選手、河本結選手、初日トップのサイペイイン選手、高木優菜選手が付けました。世界トップクラスに位置する山下選手は、今日2アンダーでしっかりと浮上してきました。米ツアーではパットが最も上手い選手となっていますが、日本ツアーで賞金王になった時はパーオン率も高く、アイアンの精度にも定評がありました。飛ぶ選手の多い米ツアーでは、ショットの安定性が目立ちませんが、世界トップクラスになっている背景にはパットだけでなく確かなショット力があります。今大会もパットよりショット力が光っています。実際、夏場に入り米ツアーで2勝できたのは、ショットが好調だったことがあります。今大会パーオン率2位タイにウーチャイェン選手とともに付けています。決勝ラウンドも期待せずにいられません。

 

河本選手は途中トップに肉迫していましたが、上がりの3連続ボギーで一歩後退しました。河本選手は、今年鈴木愛選手をしのぐほどのパットの名手となっています。優勝したサロンパスカップの茨城よりは、ショットでスコアを作れるコースなので、勝選手と同じように上位浮上はショットが鍵だと思います。

 

黄金世代の高木優奈選手は、メルセデスランクが現在92位とシードを狙うには厳しい位置にいますが、データは意外と悪くありません。特にパーオン率が4位というのは特筆すべき数字です。もっともQT64位で春先の厳しいセッティングの試合には出場できなかったので、その分は割り引く必要はありますが、ショット力は上位選手の実力があります。こうなると課題がパットで、パットのデータは規定ラウンドに達した選手の中で最下位に近い位置にいます。今大会は珍しくショットがやや不調でパットが良くなっていますが、決勝ラウンドでどのようなゴルフをするのでしょうか、少し注目です。

 

上位に楽しみな選手がそろいましたね。今季好調な永井選手、吉澤選手を桑木選手、山下選手らが追う展開で、盛り上がるのは必至でしょう。メジャーらしい素晴らしい戦いを期待しています。