皆さま ごきげんよう
「花柳流」宗家 花柳壽輔氏の 甥にあたり、
本来なら「花柳流」を継ぐはずであった
貴彦氏が 「寿柳流(としやぎりゅう)」を創流
してから 早や6年。歌舞伎座での追善公演や
国立劇場において「寿会」を開催してきた
日本舞踊家 寿柳貴彦さんの リサイタルが、
この度、5月9日に、6年ぶりに国立能楽堂で
「寿柳貴彦の会」として 開催されました。
寿柳貴彦氏
「松の翁」は今回 新たに振付られ、過酷な環境でも
根を張り育つ 常緑の松の 力強さを感じさせました。
「能」を舞踊化した「静と知盛」では、静御前の内に
秘めた 愛情と悲しみ、知盛の深い無念と怨念という、
義経への 異なる感情の表現を 素踊りで 表現されました。