日本の海の 安全を守るべき 艦船の事故が

 

相次いで 発生しています。

 

山口県沖の 瀬戸内海で 海上自衛隊の

 

護衛艦「いなづま」が座礁した 事故から

 

わずか8日後!!新潟県沖の 日本海で

 

海上保安庁の 大型巡視船「えちご」が 座礁。

 

いずれも乗員による「ヒューマンエラー」

 

(人為的ミス)の可能性が 指摘されています。

 

尖閣諸島(沖縄県石垣市)や 台湾を含む

 

東シナ海の情勢が 緊迫度を増し、

 

自衛隊と海保の 連携強化が 進む中、

 

基本的な 操船能力に対して 疑義が生じる

 

この事態。全く 聞いて呆れる話です!!

 

有識者の多くも この連日の 状況に、

 

「常識的には あり得ない」と

 

遺憾の意を 表明しています。

 

浅瀬で 座礁した 海自の護衛艦「いなづま」

 

この 体たらくで、”いざ” という時に

 

日本の 海上の安全を 守ることが

 

出来るのでしょうか。

 

.....疑問を 禁じ得ません。

 

「いなづま」に関しては、1月10日の 

 

事故発生から 2日間も 動かせず、

 

海上で 立ち往生が 続きました。

 

海自の運用上も 非常に 由々しき事態です!

 

有識者から 上がった 最大の疑問点は

 

「なぜ 危ない浅瀬を 通ったのか」。

 

本来、航行ルートは 事前の 十分な検討で 

 

決定され、実際の航行は 安全を第一に考えて

 

行われているはずです。

 

事故の前日に 行われた 船の定期点検でも

 

”異常は 見つからなかった” そうです。

 

幸いにも、事故による 怪我人は 出ませんでしたが、

 

仮に、岩礁と激しく衝突する などしていれば、

 

より大量の 油漏れが 起きかねませんでした。

 

付近は 好漁場であり、北側には 国内最大規模の

 

ニホンアワサンゴの 群生地も 広がっています。

 

松野博一官房長官が 会見で「大きな危険を 伴うもので

 

重く 受け止めている」との認識を 示しました。

 

当然のことです。

 

海保の巡視船「えちご」は、1月20日、

 

民間の救助船による 曳航で 新潟港に

 

入港しました。離礁と曳航に 

 

かかった費用は 約6600万円!!

 

救助され、新潟港に入港した 海保の巡視船「えちご」

 

船体の 複数の箇所で 損傷が確認され、

 

修理のため、新潟県外のドック(造船所)に

 

移送され、当面 任務から 外れるそうです。

 

海自・海保には 事の深刻さを 自覚し、

 

早急に 事故原因を 特定して頂きたい。

 

そして、後発の事故を 防ぐためにも、

 

その真相は 必ず 開示すべきです。

 

また、”非道な ロシアによる ウクライナ攻撃”

 

の報道から、皆さまも 肌で 感じていらっしゃる

 

かと存じますが、「台湾や 尖閣諸島の 有事」は、

 

すぐそこまで 迫って来ています。

 

ロシア海軍の 公船は 津軽海峡に 侵入し、

 

太平洋に出て、北海道を グルリと

 

回りました。南沙諸島は 中国海軍の

 

基地と なっています。非常な 脅威です。

 

76ミリ砲を 搭載した 中国海軍が

 

尖閣諸島沖に 出没しています。

 

全く「対岸の 火事」ではないのです。

 

海自・海保は 「海のプロ」としての

 

自覚を持ち、基本に立ち返って、

 

訓練・能力向上に 努め、緊張感を持って、

 

日々の任務に 臨んでいただきたい。