衝撃の 安倍首相の暗殺から2カ月、

今、国葬に向かって 日本は動いていますが、私は

どう考えても 自民党葬と するべきではないか

と思っております。

 

国葬は天皇陛下のご崩御や、吉田茂首相のように

戦後の日本を 救った方なら納得ですが、

長期政権というだけで どんな功績があったというのでしょうか。

 

私は 安倍元首相が大好きです。

世界各国の 元首と並んだ時、かつての

日本の首相方と比べると一段と男前で

背も高く、声も良く 他の元首たちと引けを取らない

安倍元首相を嬉しく 誇りに思っておりました。

 

そして、私が理想とする 政治理念を次々と表明し、

とても頼もしく 立派に見えました。

 

しかし、最初に首相を辞任した時と同様に、今回も

彼が首相になる前に 掲げた公約を何一つ

成し遂げないまま、任期満了目前に 病気を理由に辞任しました。

在任中 60回以上も外遊し、30回以上もプーチン氏と

会っていたと 新聞で読んだとき、

確かに 彼は日本を 世界にアピール することに成功し、

説得力のある言葉で 人々を魅了したかもしれないが、パフォーマンスのみだったかもしれない。

何を成し遂げただろうか。

 

プーチン氏を山口県のお里にまで招き マンツーマンで

接待したのに 北方領土問題は 棚上げのまま。

拉致被害者家族を 首相官邸に招いたり アメリカ大使や

ホワイトハウスで 大統領たちと会わせたりしたけれど、

事態は進展せず、マスコミにアピールし、政治利用したに過ぎない。

 

拉致被害者を救うには 小泉純一郎元首相が

金成日総書記と合意署名した 日朝平壌宣言を履行に

移すだけで始まるのに。

 

モリカケ問題についても 岸田首相は再調査すると

言っていましたが、忘れてしまったよう。

赤木俊夫さんが亡くなっているというのに。


今自民党は統一教会問題で揺れている。


アベノマスクの無駄使いも問題だ。


昭恵夫人が、告別式のご挨拶で『種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう』とおっしゃったように、自民党のトップ達には彼の意志を引き継いで頂きたい。


私はロケバスの中で安倍さんの死を知って、

「ウソ!信じられない!」と思わず声を 発しました。

そして、あまりの衝撃に しばし朦朧としてしまいました。

そして次に思ったのが、政治家としては実に強運な方。

暗殺で人々は 無念の悲劇のヒーローとして祀られ すべてを許し、

永遠に敬まわれるだろうと。

 

ケネディーの暗殺事件のように、彼はキューバ上陸作戦では

歴史に残る大失敗をしたけれど、暗殺されたが為に、

悲劇の大統領として歴史に名を刻み、永遠にヒーローである。

宗教界では、殉教者のみが、セイント(聖者)として祀られる。

 

1965年秋、私はスカルノ大統領に、撃たれるような

危険を冒してでも 6人の将軍達のお葬式には参列すべきである、

と 泣きながら頼んだのを 思い出しました。

 

日本国民は 暗殺という衝撃な事件におののき、感傷的になり、

冷静さを失い、センチメンタリズムに流されて、

最長首相在任期間というだけで、国葬にするのは

おかしいということに 気付いていないよう。

国葬に値するためには 国と国民のために何を成し遂げたかに

よるのではないでしょうか。

自民党葬を盛大に行って 送り出すのでは いけないのでしょうか。

 

今月19日には エリザベス女王の国葬があります。