皆さま ごきげんよう

 

日本語は世界中の言葉の中でも

 

美しい言語のひとつ。 何十年使っても

 

繰り返し使っても 四季折々、用途に応じた

 

綺麗な日本語に心が躍ります。

 

でも 最近の 若い人の言葉は 短縮語を

 

使ったりと チンプンカンプン(笑)

 

そして テレビを見て、以前より小池知事の

 

コメントも カタカナ語が多くて、そのワードが

 

気になって 内容が頭に入ってこないことも。

 

今回の 新型コロナウィルス感染症をめぐり、

 

小池知事の発言に 河野太郎防衛省は

 

「日本語で言えることを わざわざ言う

 

必要があるのか」と 疑問を呈したうえで

 

以下のように日本語に置き換えられるとし、

 

分かりやすい日本語で表現するよう

 

厚生労働省などに申し入れました。

 

・「ロックダウン」=都市封鎖

・「オーバーシュート」=感染爆発

・「クラスター」=集団感染

 

専門家には日常的な言葉も、一般人には

 

こうした言葉は なかなか馴染めない

 

かもしれません。 確かに 昔から外来語は

 

漢字に翻訳されて 定着してきましたし、

 

カタカナ表記する カタカナ語も盛んで、

 

意識しないでも カタカナ語は 日常的に

 

氾濫しています。

 

でも この有事の事態における知事の発言、

 

「オーバーシュートが発生するか否かの

 

大変重要な分かれ道」とか、

 

「ロックダウンなど強力な措置をとらざるを

 

得ない状況がでてくる可能性がある」と

 

言われて、“なるほど”と納得する人は

 

どれくらいいるでしょう。

 

小池氏がかつて使った言葉をご覧ください。

・アウフヘーベン =止揚

・ワイズ・スペンディング =賢い支出

・サスティナブル =持続可能性

・ステークホルダー =利害関係者

・ビジネス・アズ・ユージュアル =いつも通りの仕事

・ガバナンス =統治

・レガシー =遺産

・ソーシャルディスタンス =他者との距離を確保

 

などなど。 日本語の方が分かりやすいのに、

 

わざと難しいカタカナ語を使って 印象操作

 

でもしようとしているのでしょうか?!

 

と勘ぐってしまいますね。

 

聞き手の配慮を欠いた外来語や外国語の

 

使用や 不必要に表現を曖昧するような

 

外来語・外国語の使用は望ましくない、と

 

文化庁の国語審議会「国際社会に対応する

 

日本語の在り方」(12年12月)にあります。

 

グローバル化(国際化)が当たり前の

 

ビジネス分野、技術革新が激しい IT

 

(情報技術)分野など コンピューター分野の

 

仕組みや考え方を表現するには カタカナ語は

 

致し方ないとしても 微妙なニュアンスを

 

伝えるには 日本語ほど表現力が豊かな

 

言葉はないでしょう。

 

日本中に蔓延する カタカナ語の勢いたるや、

 

年長者は とてもついていけません(笑)

 

とはいえ、新しい言葉を使うと よりリフレッシュ

 

されて 「なるほどな~」と 改めて新鮮に

 

思うこともあります。 「私には使えないけれど、

 

私だって 若者には負けませんよ!」と

 

密かに強気に出ることだってできる、

 

カタカナ語に対しては そんなスタンスも

 

いいかもしれません。

 

小池知事の カタカナ語濫用は 英語が出来る

 

気取った人と とらえかねないのでは。 老若男女、

 

誰にでもわかる 日本語で語ってほしいですね。

 

“カイロ大卒”の 小池知事、 アラビア語の

 

スピーチ聞きたいですね。