皆さま ごきげんよう

 

 

また 悲惨な事件が起こりました。

 

千葉県野田市の小学4年生、10歳の

 

栗原心愛(みあ)ちゃんが、自宅浴室で

 

死亡した事件で 傷害容疑で会社員の

 

父親の 勇一郎容疑者(41)が逮捕

 

されました。 逮捕容疑は 24日午前

 

10時頃から 午後11時20分頃まで、

 

自宅の冷水シャワーをかけたほか、

 

首付近をわしずかみにしたり、髪を

 

ひっぱったり、スクワットを何十回も

 

させたりしていました。 事件当時は

 

家族全員が在宅していましたが、

 

24日深夜“娘を風呂場に連れて行って

 

もみあいになり、娘の意識や呼吸が

 

ない”と 110番通報したことで発覚。 

 

救急隊が駆けつけた時には 心愛ちゃんは

 

すでに死亡し、死後硬直が確認された

 

ことから、死亡後長時間にわたり 放置

 

していた可能性が。近隣住民は 父親に

 

対して真面目そうで 優しい感じだった

 

という印象とは裏腹に 心愛さんの体

 

には 複数の傷を確認、県警は虐待を

 

受けていたとみて経緯を調べています。

 

父親は 自分の不満やストレスのはけ口を

 

娘にぶつけていたのでしょうか。 

 

また、今年 1月7日の始業式から小学校を

 

欠席していて、容疑者が、学校に「妻と

 

沖縄に戻っているので休ませる」と連絡

 

したといいますが、実際は千葉におり、

 

嘘の連絡をして 心愛ちゃんのあざや傷が

 

発見されるのを恐れていたとみて県警は

 

捜査しています。 学校に来ない生徒を

 

不思議に思わない学校の落ち度!

 

心愛さんは 栗原容疑者、母親(31)と

 

妹(1歳)の4人暮らし。 以前は 沖縄県に

 

住んでおり、昨年1月には 野田市内の

 

別の学校から転校しています。(後述)

 

沖縄の同級生は 洋服を脱いだ時 背中に

 

アザがあったとか、泣き声が聞こえたとも

 

語っています。 沖縄の児童相談所は何も

 

手を打たなかったのか?! この時点で

 

母子のDV確認がされていたらと本当に

 

悔やまれます。その後 千葉県野田市へ

 

転居した 一昨年11月に実施した

 

“いじめアンケート”では 、“背中や首を

 

たたかれる、てめえ早く宿題やれよ”と

 

「父からいじめを受けている」と回答し、

 

それを受け、児童相談所に心愛ちゃんは

 

一時保護されましたが、父親の反対により、

 

徐々に関係が改善され、安全に生活できる

 

との判断で 一時保護は1ヶ月で 父親の

 

〝怒り〟に怯えて解除したと柏児童相談所は

 

会見。 その後、心愛ちゃんが出した

 

アンケートの回答が 父親の手に渡ったことが

 

発覚。 "ひみつを まもりますので しょうじきに

 

こたえてください" との用紙に、「暴力を

 

受けています。 先生なんとかできませんか」と

 

一縷の望みを託したのにもかかわらず、

 

野田市教育委員会は父親の恫喝な態度に

 

屈して アンケートのコピーを渡してしまった

 

のです。 何ということか! これで問題が

 

片付いたということが本音でしょうか。

 

子どもの切なる助けに、こんな安易な態度を

 

とっているなんて、行政はまったく腐って

 

いますね。 父親が 心愛ちゃんが手書きで

 

記したとする同意書(恐らく 父親が強要して

 

書かせた)を市教委に示し、「娘が書いた」

 

との母親の説明(言わされた)を信じて

 

渡したのです。 野田市の情報公開条例では

 

アンケートは “不開示情報”に該当し、

 

「条例に抵触する」として関係職員の

 

懲戒処分を検討しているそうです。

 

違反の場合、1年以下の懲役 または

 

100万円以下の罰金が科せられます。

 

その後、父親は 心愛ちゃんを別の学校に

 

転校させ、転校先での 2度目のアンケート

 

実施には、“いじめられていない”と回答 。

 

きっと 父親の暴力はエスカレートし、

 

こう書くように迫ったのでしょう。 結果的に

 

児相にも 学校にも母親にも救われず、

 

裏切られてしまった 小さな心愛ちゃんの

 

気持ちを思うとやり切れません。 大人が

 

威圧感を受けたと感じたのなら、子どもが

 

父親から受ける その恐怖はいくばくか。

 

市教委はもとより 担当の教師も何をして

 

いたのか不思議でなりません。

 

暴力を受けている子どもには 盾になって

 

子供を守る くらいの気持ちが無ければ、

 

教育者としての 資格はないと感じます。

 

事なかれ主義の結果、犠牲になるのは

 

いつも か弱い子供たちです。

 

 心愛ちゃんの虐待のサインは何度もあり、

 

“SOS”も 確認されたにもかかわらず、

 

学校・児童相談所は一度も自宅を

 

訪問せず、児相も「虐待としては重篤

 

ではないと思い込んでいた」とし、

 

県警も「ただちに対応すべきだとは

 

考えられなかった」とコメント。 まったく

 

他人事のお役所答弁ですね。 人一人の

 

命の問題を こんなに軽く考えているなんて!

 

 基本的に 児童相談所は専門機関ではなく、

 

公務員の移動先の一つで、専門家は 一人

 

しかいず、たらい回しに 1,2年の職務で

 

回されているだけのようです。 

 

児童相談所は 児童を愛する人々が

 

志願して働き、そういう方達だけで

 

固めて欲しいです。

 

私達の税金は 正しく使われて欲しい!

 

職員の中には相応の知識がない人

 

ばかりで、一過性の事件に過ぎないと

 

考えているのかもしれません。

 

虐待を受けている 可哀相な児童たちは

 

恐怖に怯えながら生き、一縷の望みを

 

かけて 微弱な SOSを投げかけて

 

いるのです。 児童虐待をなくすには、

 

虐待だけを専門的に扱う機関が必要

 

との見識がありますが、大賛成です!

 

国の予算で こうした機関を作ることなど

 

簡単なのではないでしょうか。 警察、

 

学校、児相が情報を共有していても

 

毎回 ことの重大さを認識していないのは

 

専門知識や虐待としつけは違う という

 

認識をもつ危機感を持つ職員が乏しい

 

せいなのではないでしょうか。 これ以上

 

救える命が消えるのはたくさんです!

 

●最近起きた 虐待死事件例(2018年)

・1月12日 6ヵ月長女放置死(神奈川県)

・2月下旬 生後2ヵ月心愛ちゃん暴行死(東京)

・3月 2日 5歳船戸結愛ちゃん虐待死(東京)

・5月17日 1歳児晴ちゃん衰弱死(埼玉県)

・6月 5日 1歳児優人ちゃん衰弱死(岩手県)

・6月 9日 生後2か月東柚希ちゃん

       ゆさぶり死(福岡県)

・8月 3日 9歳福本陽生君暴行死(大阪)

・11月27日 2歳今西希愛ちゃん暴行死(大阪)

2019年

・1月17日 0歳児衰弱死(宮城県)

・1月24日 10歳栗原心愛ちゃん暴行死(千葉県)

・1月29日 3歳鈴木大貴ちゃん絞殺(静岡県)