介護施設の現場で、 いったい

 

何が 起きているのでしょう。

 

岐阜県高山市の 介護老人保健施設

 

「それいゆ」で、 高齢入居者 5人が

 

死傷するという 痛ましい事件が

 

起きました。

 

5人は 4階建ての施設のうち、痴呆症

 

専門フロアの 2階に入居していました。

 

死亡したのは 門谷富雄さん(80)、

 

中江幸子さん(87)、石本きん子さん

 

(93)で、他に 2名、90代の女性が

 

胸部に怪我をして 入院している

 

というのです。

 

この施設の事件で驚くべきことは

 

これらがすべて今年7月末から

 

わずか 1か月余りの間に起こっている

 

ということ。

 

先に挙げた 門谷さんは食事中に喉を

 

詰まらせて意識不明となり、搬送先の

 

病院で死亡。 中江さんは 体調が

 

急変して病院に搬送され、 翌日死亡。

 

死因はなんと あばら骨が肺に刺さった

 

ことなどによる 外傷性血気胸だった

 

そうです。 石本さんは部屋であおむけに

 

転倒しているのが見つかり、翌日脳挫傷と

 

頭がい骨骨折で死亡したという。

 

事件が明るみに出てから、同所で

 

働いていた 30代男性職員が 退職していた

 

事がわかり、疑惑の目が向けられています。

 

施設を運営する 医療法人同人会の

 

折茂健一理事長は 取材に対して、

 

介助時の事故の可能性があると説明

 

しながらも、「意図的なものを否定する

 

根拠がない」とも 述べています。

 

大怪我をした 2人の女性にも 胸や

 

手などにあざがあったというのです。

 

高齢の入居者たちが 命を預けている

 

施設で起こった 恐ろしい事件。

 

一番信頼している 医師や看護師の

 

方々に 疑いの目が行くなど、誰もが

 

考えも及ばないことが、 最近の日本で

 

起きています。

 

介護の現場では 過酷な労働条件や

 

若い世代の不足等も取りざたされて

 

いますが、 一部の悪事のせいで

 

きちんと仕事をしている方々の

 

ダメージを受けるのだけは避けたい

 

ものです。 

 

あってはならない事件、

 

解明が待たれます。