皆さま ごきげんよう


国立新美術館において 「改組 新 第二回 日展」 が

開催されています。

会期は 10月30日(金)から 12月6日(日)までです。

芸術の秋、 美術館などへ 散策されてはいかがでしょう。

残念ながら 美術館内で 撮影できませんでしたので、 

しばし 絵画鑑賞に 浸っていただければと思います

実際の絵は 美術館でご覧ください


錦秋の通天橋 中路融人(顧)


「 奥入瀬 」  濱田昇児(会)


雪、すさぶ日も 米谷清和(会)


「 檐 成田環檐(会)

    
二人の少女 三輪敦子(会) 「舞妓春秋」市丸節子(会)

  
「邂逅の池」石原 進(会) 「時」田村紀美枝(会)


磐梯 石井公男(会)


Sound 米倉正美(会)


静かな時 松崎十郎(会)


春の兆し」 片山 宏(会)


「marginal」  佐藤俊介(会)


潮だまり 玉置里美(特)


日々 三上友子(特) 


そののち」 安田敦夫(特)


日展 副理事長 日本画家の 土屋禮一先生と



日本画家であり、 副理事長の 土屋禮一先生は

「絵は 作家自身の性格であり、 考え方です。

絵描きの中身です」 と 述べています。 また、

「絵は生きているから、 完成はない。 搬入の日がなければ、

永遠に 絵を描き続けることでしょう。 搬入があるから、

いったん筆を止め、 戻ってくるとまた、 筆を入れることも。

自分自身を 直し続ける手段として、 絵に 深く出会ったことに

感謝していると おっしゃっています

一生のうちで 生涯をかけて情熱を燃やし、  完遂できる

何かに出会えるチャンスは そうないのかも しれません。

画家の場合、 相性の合う 絵具に出会い、 その絵具を活かす

表現の喜びを得、 独自の表現を会得するまでの道のりを考えると、 

本当に 言葉にならない感動があります。

日展に 始めていらっしゃる方に対して 土屋先生は、

「 出逢いを楽しんでください」と おっしゃっています。

「 自分の内側が投影された作品に 必ず出会えます。 

作品を観に行くのは 自分に会いに行くようなもの、 

ご自分の感性を大切に、 自由にご覧になって下さい 」 とのこと。

皆さんも 忙しく、 時間に追われた生活をしていると

なかなか 静かに 我が身を振り返る機会はないかもしれません。 

自分の感性と同じ作品に出会えたら、 それは 大きな感動です。

新しい インスピレーションが 湧き出るかもしれません。

そして 今まで気が付かなかった 新しい自分を 発見することが出来、

新しい人生を歩むことになるかもしれません。

たまには、 静かな場所で そんな 別の自分に出会いに行くのも

面白いかもしれませんね