皆さま ごきげんよう

先日、 いつまで続くのかという 「いじめ事件」についてブログに
書きましたが、 またしても 悲しい事件が 起きてしまいました。
岩手県矢巾町で、 中学2年生の 松村 亮君 (13)が いじめが原因で
自殺したと みられる事件。
連日テレビのニュースで 流れていますが、 ニュースを ご覧になって
いなかった方の為に お知らせいたします。
生徒と担任が、 連絡ノートを使って こまめに 連絡を取っていたにも
かかわらず、 松村君からの “SOS” に 全く 応えられなかった 担任の先生。 
担任と学校の 情報共有や、 連携が取れていなかったという「事実」も
残念です。  ご両親の やるせない思いは 計り知れません。 

松村 亮君 (13)


松村亮君(13) “心の叫び” 記録
 
                4月 7日
今日は新しい学期と学年でスタートした一日です。 
この今日を大切にでだしよく、 終わりよくしたいです。 
いろんなことに気をよくしない、 つけないと。
    先生: 新しいメンバーで 戸惑うと思うけど、 
                 みんなと 協力して がんばろう。
          
                                                  5月 1日
最近 ボクの長ズボン ジャージーが行方不明になっています。
家をさがしてもなくて、 学校も教室も、 先生 なにかしらない
でしょうか。
     先生:
 
                                                   5月 6日
はやく見つかってほしいです。 ボクのズボン。 大切な
ズボンだったのに・・・どうかおねがいします! 先生!(極限状態) 
    先生: ズボンは学校もさがしてみますけど、  おうちでも もう1度ね。

                                                 5月  13日
ぼくだってがんばってるのに ぜんぜん 気にしないし、 づっと暴力。
づっと ずっとずっと 悪口。 やめてといっても やめないし、
もう 学校やすみたい そろそろ 休みたい 死にたい あー もうやだ
    先生: 予行で いろいろ言われたのですね。 
                             全体にも 言おうと思います。
   
                6月 5日
けんかいらい いじめはなくなりました。 しかし、 ぼくは
まだ おこっています。 次やってきたら 殴るつもりでいます。
そうなるまえに、 ボクを助けて・・・・・・・・
    先生: 言って下さいよ!! なぐるのはダメです。
        先生が代わりに言います。
 
                                               6月  8日
ボク さんざん いままで 苦しんでたんスよ?なぐられたり けられたり 
首しめられたり こちょがされたり 悪口言われたり! その分を(全部出して
ないけど) ちょっと 放ったんですヨ。 ハイ。 ウアーーッ!!
先生: そんなことがあったの?? 

                                                 6月  28日
ここだけの話。 ぜったいだれにも言わないでください。 
もう 生きるのに つかれてきたような 気がします。 
死んで いいですか?(たぶん さいきん おきるかな。)
    先生: どうしたの? テストのことが心配?
                 クラブ? クラス? 元気を 出して生活しよう。
                 亮の 笑顔は 私の元気の 源です。
 
                                               6月  29日    
ボクがいつ消えるかはわかりません。 ですが、先生から 沢山希望を
もらいました。 感謝しています。 もうすこし がんばってみます。 
もう 死ぬ場所は きまってるんですけどねW まあ いいか・・・
    先生: 明日からの研修 たのしみましょうね。



いじめ問題の解決に取り組む NPO法人 ジェントルハートプロジェクト
武田さち子理事による 担任の対応の分析。

●わざと そこはそらして (いじめに) ●気づいてしまって正面から受け止めれば
  気づかなかったことにしたい     結局(いじめに)対応しなければならない


●わざと鈍感なふりを先生は   ●ここまで具体的に書いているので
  していると思う           これは放置してはいけない レベル


情報が上がっていなかったり 具体的な対策が なされていない
学校が いじめ問題に 真剣に 取り組んでいない 証拠




連絡ノートを 警察から知らされた 松村君のお父様。
死ぬ場所まで決めていると言う 深刻な メッセージがありながら
先生からは 連絡は一切なかったといい、 もし 知っていたら、
学校へは 行かせなかったという。


<いじめ防止対策推進法>


あまりに 悲しい出来事。 あまりに 多過ぎる 「いじめ事件」。
もう コメントをする気にもならない位 疲れを感じます。
皆さんのご意見、 お待ちしています。


さらに、 千葉の病院で起きた 准看護師2人による 患者男性の
暴行死事件です。
千葉県警千葉中央署は 8日、 千葉市中央区にある 医療法人
石郷岡病院の「精神科」に入院していた 弘中陽さん (死亡当時36)を
暴行し、 死亡させたとして 同病院の 准看護師の2人=菅原巧(62)と
田中清(66)が 傷害致死の疑いで 両容疑者が逮捕されました。

平成24年1月1日 午後4時頃、 同病院の1人用の鍵付きの保護室に
入院していた 統合失調症の入院患者の着替えに際して、 暴行を加えて、
頚椎骨折などの重傷を負わせ、 その怪我による 呼吸不全で死亡した
とされる事件。

                      胴に 膝をおしつけ・・・  

踏みつける               足で頭を蹴る

動画が撮影された2日後、     首の骨折が判明  暴行が死因
別の病院へ救急搬送        2年後の2014年4月28日に死亡


事件発生より、 2年という 長い年月を経ての 判決。
病院は安全、 病人を安心して お任せできる所......というのは、 今や理想論
なのかもしれません。 ご家族も 息子さんの完治を願って病院に入院させた
のに、 こんな結果になろうとは、 夢にも思わなかったことでしょう。
脳に障害を持つ 無抵抗の患者に、 二人の大の男が 力まかせに暴力を
加えている映像は、 見るに堪えない ひどいものです。

病院と同様に、 学校にも 安心して 子供を通わせるのが 恐い。。。
そんな世の中にならないよう、 教育の場、 医療の場、 それぞれが
自覚と 責任を持って 仕事に取り組んでいって ほしいですね。
当たり前のことが、  当たり前に 出来る世の中 理想論でしょうか?

皆さま、 どう思われますか。