皆さま ごきげんよう

毎回楽しみにしている歌舞伎に、 
気の置けない友人がたと 行って参りました。



恒例の明治座公演、 「五月花形歌舞伎」 の
<昼の部>を 観劇しました。 明治座は 満席でした。
演目は、 『 矢の根 』と 『 男の花道 』の二種。
『矢の根』は、 五月人形のような出で立ちの 曽我吾郎が
豪快な荒事を 明るく華やかに魅せる 歌舞伎十八番の
ひとつです。
曽我吾郎に 市川右近さん、 大薩摩文太夫に 中村亀鶴さん、
馬土畑右衛門に 市川猿弥さん、 曽我十郎に 市川笑也さん。
続いての 『男の花道』は、 人気女形の歌右衛門と
名医土生玄碩との かけがえのない友情を描いた
とても 心温まる名作です。
加賀屋歌右衛門に 市川猿之助さん、 土生玄碩に 市川中車さん、
田辺嘉右衛門に 片岡愛之助さん。
お名前を聞いただけでも、 そうそうたる 役者さん揃いで
凄いでしょう?
公演は、 5月2日(土) ~ 26日(火)千穐楽 ですので、
これからの観劇を 楽しみにされている方も 多いと 思うので、 
詳細は この辺りまでに いたしましょう。

歌舞伎の艶やかな女形も、 勇ましい猛者も、 
衣装を着かえると、 なんと、 このカッコ良さ!
スーツ姿も、 ほれぼれします ♡

 

それにしても、 市川右近さんは 類まれな才能の持ち主だと思います。
女形姿の猿之助さんも とても とても美しく 素晴らしかったです。
“加賀屋歌右衛門”役は 女形にとって最高、 とてもやりがいのある
役だと思います。
衣装も見どころのひとつ、 素敵でした。
歌舞伎に 現代音楽のBGMが使われているのは、 歌舞伎座ならでは
なのかもしれません。 情緒をかもし、 人の心を動かすので、
涙を流すお客さまも 少なくありませんでした。
猿之助さんのオーラに、 中車さんが隠れてしまったようでした。 

観劇後、 素晴らしい舞台の 興奮冷めやらぬまま、
市川右近さんの楽屋に お邪魔いたしました。



舞台で 相当なエネルギーを使われて お疲れとは思うのに、
こころよく、 皆さまとの記念写真に 応じて下さいました。



皆さん緊張気味のお顔ですが、 お昼のお食事時には
ワーワー、 キャーキャー、 とまではいきませんが(笑)
右近さん始め、 素敵な役者さんの話に 花が咲きました。

歌舞伎の世界は、 伝統芸能。
受け継がれる才能も、 技術も、 あって当たり前
という人もいるでしょう。
お家柄に加えて、 ご自身の才能はもとより、 たゆまぬ努力と
磨きぬかれた技術の賜物なのだと 改めて思いました。
そうして、 圧倒的な存在感が 生まれるのでしょう。
“華” のある人というのは、 本当に美しい!
ニュヨークから 帰国してすぐの 歌舞伎鑑賞、 
洋の美と 和の美を 堪能いたしました!

その後、 夜の新宿 “歌舞伎町” へ移動です(笑)
マスコミでも話題の “ロボット・レストラン” です。

ほとんどが 外国からのお客様、 これから何が始まるのでしょう・・・



ざわざわと、 みなさん、 心待ちにしています。

 

大音響とともに、 ストーリー仕立のショーが始まります!
見たこともない 大仕掛けの大ロボットが 轟音と光を放ち、 人々を圧倒。
“カメラは禁止” と何度か放送されましたが、 誰も 耳を貸すどころか、
皆、 カメラを持って パチパチ。 私も 乗じてしまいました(笑)
恐竜と アマゾネス美女? との戦い。 あっ、 美女に危機が。。。



お客さんも、 身を乗り出して、 会場は一体化されて 興奮のるつぼ!

 
        
 
   



終盤には、 歌や 楽器演奏のパフォーマンスありと、 盛りだくさん。




ロボットを交えてのダンスショーは、 賑やかに、 楽しく、 大盛況!


 

最後の締めくくりは、 新宿二丁目の “洋ちゃんち”
日本で一番小さな Bar です。
畳、 二畳位の大きさ。 洋ちゃんは 日本で生きている 一番古い
ゲイ・ボーイ、 美形ではないですが、 巧みな話術で お客様を
楽しませて下さいます。
彼には 沢山の有名人のファンがあり、 お店には 皆さまのサイン入りの
写真がいっぱい貼られています。 いかに彼が愛されているかが 判ります。

昼間は 伝統芸能にうっとりし、 夜は 今どきの楽しいパフォーマンスに
興奮し、 あらためて 日本を 堪能した一日でした。